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みんなの日本語第3課・文型分析まとめ(パワポ画面PDFデータ付)

こんにちは【日本語教師になる】ももこです。

この動画は、日本語を教える人のための動画です。この動画では、日本語の教科書「みんなの日本語」の教材分析をします。文型を分析し文型に関する知識、注意すべき点、などをまとめ、動画視聴後、適切な教案・教材が作れる知識を得ている状態を目指します。

・日本語教師養成講座420時間で模擬授業に臨んでいる方 や、
・採用面接用の模擬授業を控えている方
・採用されていよいよ授業を行っていこうとしている方
 におすすめです。


今回は、「みんなの日本語第3課」をまとめます。

今回も
● 学習目標
● 文型
 ① ターゲットの文型を確認する。
 ② 各文型の解説
● この課でできる活動例
● 教師が知っておくべきこと

という内容でまとめていきます。

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みんなの日本語第3課

この緑シリーズがどういうコンセプトで、どういうふうに進めていくかについては、過去の動画「みんなの日本語・教材分析動画」のオリエンテーション」「みんなの日本語の注意点と教えるときのももこ的極意!」をご覧ください。

この課を教える全体像を掴みやすくするため、まずは「この課を勉強することでできるようになること=Can-doの確認=学習目標」を先にご紹介します。

こういう感じの学習目標になるんだな〜と思いながら教材分析の内容を聞くと、みなさんの頭の中で、教材分析後の活動(応用練習)や例文を考えるためのスキーマが活性化されるかな?と思います。


この第3課では、話し手と聞き手が同じ場所に一緒にいて、場所を指す「こそあ」を勉強します。ですから

● 学習目標Can-doは
場所を指し示すことができる。
・所属先(国、会社、大学など)が言える。
 ・値段を聞いて簡単な買いものができる。(練習A-7を学習する回に入れる。)

およそ、こんな感じになると思います。

「こそあ」については第60回と61回でお話ししましたが、覚えていますか?忘れちゃった!と言う方は、ぜひ、この動画の後にご覧いただき、ゆっくり復習してくださいね。

● 文型

① ターゲットの文型を確認する。

この課で教える文型を確認します。プレ動画①オリエンテーションの動画でも説明しましたが、教える文型は練習Aにまとめられています。「みんなの日本語」24ページ練習Aを見ると、この第3課は7番まで番号が振られています。学習項目一覧で軸にされているのはこの7つの文章です。

⒈ ここは きょうしつです。
⒉ うけつけは ここです。
⒊ じどうはんばいきは 2かいです。
⒋ エレベーターは こちらです。
⒌ くには フランスです。
⒍ これは にほんの くるまです。
⒎ この ネクタイは 1,500えんです。

このターゲットの文型を文法説明風に書くとこうなります。

1  ここはNです。
2 Nはここ/そこ/あそこです。
3 Nは(場所)です。
4 Nはこちら/そちら/あちらです。
5 (国、会社、大学)はNです。
6 N1のN2(作成者)
7 Nはーえんです。

第3課で教えることを、ざっとまとめるとこんな感じです。

日本語の3つの形、「名詞文、形容詞文、動詞文」のうち、第1課、2課に続いて名詞文です。この第3課では第2課で勉強した、ものに対する「こそあ」の距離感を使って、場所を指す「ここ/そこ/あそこ」を教えます。合わせて場所を具体的に提示する場合の言い方も教えます。

「みんなの日本語」では、数助詞を毎回少しずつ教えていきます。この3課では、金額の「―円」です。7番の文型です。日本で買い物するときには必ず使う単位ですし、「―円」を使うときって、「こそあ」を使う確率がかなり高いですよね。金額を言う場合、数字の読み方に注意が必要なものがありますので、後でチェックします。

それでは、文型を一つずつ詳しく説明します。


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