みんなの日本語第4課・文型分析まとめ(パワポ画面PDFデータ付)
こんにちは【日本語教師になる】ももこです。
この動画は、日本語を教える人のための動画です。この動画では、日本語の教科書「みんなの日本語」の教材分析をします。文型を分析し文型に関する知識、注意すべき点、などをまとめ、動画視聴後、適切な教案・教材が作れる知識を得ている状態を目指します。
今回は、「みんなの日本語第4課」をまとめます。
今回も
● 第4課の概要
● 学習目標
● 文型
① ターゲットの文型を確認する。
② 各文型の解説
● この課でできる活動例
● 教師が知っておくべきこと
という内容でまとめていきます。
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みんなの日本語 第4課
● 第4課の概要
この課を教える全体像を掴みやすくするため、まずはざっくり概要を掴みましょう。
この第4課では、
・これまで勉強した名詞文を使い、時刻、曜日、時を表す名詞(今日、明日、明後日など)を勉強します。そしてなんと言っても、この第4課では、
・初めての動詞文(ます形:非過去形・過去形)を勉強します!
自動詞の:起きます/寝ます/勉強します/働きます/休みます/終わりますを勉強します。
名詞文、動詞文、テンス(時制)については、第35回「日本語文法10の特徴ざっくりまとめ」で、自動詞については、第62回動画「ももこ的、自動詞と他動詞ざっくりまとめ」で解説しています。よくわからないな〜と思った方は、この動画視聴後にご覧ください。
● 学習目標(Can-do)
「この課を勉強することでできるようになること=Can-doの確認=学習目標」について考えてみましょう。
この第4課では、時刻、曜日、時を表す名詞を覚え、起きます/寝ます/勉強します/働きます/休みます/終わりますを勉強します。ですから
学習目標は、
「時刻、曜日が言える。簡単な日常行動が言える。」 ということになりますが、これだとやや、表面的かな?と思います。そこで参考にしたいのが、最近、人気が出てきつつある「できる日本語」という教科書です。「対話力」に重きを置いている教科書で、課ごとに行動目標を掲げ、その目標を達成するための対話が的確に導入されています。
みんなの日本語第4課の内容は、この「できる日本語」では第3課で勉強します。「できる日本語」第3課の題名は「スケジュール」。目標は「これからの生活や周りの人との関係づくりのために、予定を聞いたり身近なことを話したりできる。」です。
一見なんてことないのですが、私はこの目標の「これからの生活や周りの人との関係づくりのために」という部分が重要だと思いました。
学習者にとって、言葉を喋れるようになることはゴールじゃない。喋ることで達成したいことがある。だから勉強するんだ!「日本語教師の私はその手助けをする!」
と、メラメラと情熱が瞳に宿ったところで、文型分析にいきましょう!
● 文型
① ターゲットの文型を確認する。
この課で教える文型を確認します。教える文型は練習A 34ページにまとめられています。これが学習項目一覧で軸にされている文章です。
このターゲットの文型を文法説明風に書くとこうなります。
第4課で教えることをざっとまとめるとこんな感じです。
1〜3で名詞文を使い、時刻、曜日を勉強し、4からついに動詞文登場です。
6ではテンス(時制)として、過去と非過去の言い方を勉強します。
活用がかんたんな丁寧形を覚えます。
今回の助数詞は前半でがっつりー時、―分、時間の言い方をやるので、それ以外は出てきません。
それでは、文型を一つずつ詳しく説明します。
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