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【祝!翻訳追加】『にほんご語彙力アップトレーニング』の特長&授業での使い方・活用法を紹介!

この度、アスクの日本語テキスト『にほんご語彙力アップトレーニング』に、翻訳付き語彙リスト(ことばリスト)がダウンロード教材として追加されました!🎉

こちらの書籍は、別冊に
・英語
・中国語(簡体字)
・ベトナム語

が既に付属していますが、これに加えて、アスクのWebサイトより
・ミャンマー語
・ネパール語
・韓国語
・中国語(繁体字)

の翻訳がPDFでダウンロードできるようになりました👏
ダウンロードページはこちら

この記事では『にほんご語彙力アップトレーニング』、通称『語彙トレ』の魅力や使い方を紹介します!
「気になっていたけど、使い方がわからない…」という方や「はじめて聞いた!どんな本なの?」という方はもちろん、「もう使ってるよ~」という方も新たな発見があるかも?この機会にぜひご一読ください😊



『語彙トレ』ってどんな本?

『にほんご語彙力アップトレーニング』はタイトルの通り、教室活動を通じて語彙の力を伸ばすテキストです。

表紙のイラストは、語→句→文→文章と表現が広がる様子を表しているそうです🌟

表紙に「初級が終わってからレベル」とあるように、初中級~中級クラスを主なターゲットとし、日常生活でよく使うものを中心に、全10課・約900語を収録しています。
ただし、「JLPT等、試験対策のレベルに合わせて」ではなく「日常よく使うかどうか」を基準に語彙を選定しているのが特徴です。
そのため通常の初中級~中級くらいのテキストでは出てこないような表現が出てくることもあります!😱
が、どれも日常で見聞きする言葉ばかりなので、初中級~中級の学習者さんでも抵抗なく理解することができます。

また、中級以上でも
・語彙が定着していない…
・ペーパーテストや文法問題はできるけど、会話になると言葉が出てこない…

といったお悩みのあるクラスには、非常におすすめのテキストです😊

単語帳や語彙の問題集と何が違うの?

「語彙」というとJLPTの文字語彙の分野を授業で扱ったり、学習者さんが授業外で単語帳を買って地道に覚えたり…という勉強法を想像する方も多いのではないのでしょうか。

『語彙トレ』はそういった「コツコツ暗記」とは全く違うメソッドで勉強する本なんです!

特長は大きく2つ✌️
①豊富なイラストで直感的に理解できる!
②教室活動を通して、語彙を使いながら覚える!

順番に見ていきましょう🏃💨


①豊富なイラストで直感的に理解できる!

『語彙トレ』の最大の特徴のひとつは、とにかくイラストがたくさん使われているということです!

たとえば、2課「寒気がする―病気・症状—」の導入部分では、病気の症状や、薬の種類などが全てイラストで説明されています。

「ゾクゾクする」「点滴を打つ」など、初中級ではあまり導入しない語もありますが、イラストと一緒に見ることで「ああ、あれね!」とスッと頭に入ってくる感覚がありますよね。
また、課の構成が使う場面ごとになっているので、実際の生活でどのように取り入れたらいいのか、想像しやすいのもポイントです。


②教室活動を通して、語彙を使いながら覚える!

①の紙面を見て、
「ひとつのページにこんなに新出語彙があるの?一気に覚えられるかな…」
「語彙の説明だけで、授業が終わってしまうんじゃない?」
と心配になった方もいるかもしれません。

でも大丈夫!『語彙トレ』は「語彙を使いながら覚える」がコンセプトなので、丸暗記したり、教師が全てを説明する必要はないんです。

たとえば、先ほどの「病気・症状」の課であれば、「ゾクゾクって言うのは体が震えるような…」「点滴の滴という漢字は…」などの細かい説明はしなくてもOK。学習者さんはイラストや文脈から自然に意味を推測できます。
なので、「いままでどんな病気になったことがありますか?」「どんな症状でしたか?」といった、実践的な練習からスタートできちゃうんです!

導入のあとには、よく使うフレーズもまとめて掲載されているので、単語から文へとスムーズに表現を広げていけるのも特長の一つです。

また、言い換え練習・聞き取り練習・ロールプレイなど、さまざまな角度から語彙を使うアクティビティが豊富に用意されているので、自然に繰り返し語彙を使う機会が生まれます。

1課終えるころには、「あれ?この語彙、普通に使えるようになってる!」と実感できるはずです!

おすすめの使い方は?

『語彙トレ』はカリキュラムの「語彙」の時間に入れていただくのはもちろん、こんな時に使うのもおすすめです!

会話・表現の授業に
「言葉の意味を知る」だけでなく、「実際に会話の中で使う」ことを目的にしているため、テキストの魅力を存分に発揮できます!

読解・作文の授業の前作業として
読解素材や作文テーマに関連する課の語彙を学習しておくことで、スムーズに活動に入ることができます。

アクティビティのないテキスト・問題集と組み合わせて、応用練習に
文法や漢字のテキストと組み合わせて、習った項目の応用練習として使うこともできます!
たとえば、アスクの人気書籍『TRY!』シリーズの『TRY!N3』。

こちらも非常に良いテキストなのですが、タイトルに「文法から伸ばす日本語」とある通り、メインは文型学習。クラスで行うアクティビティはついていません。
ですが「料理」「不動産屋」など、『語彙トレ』と共通するテーマの課がいくつかあるので、組み合わせれば文型×語彙をアウトプットする発展学習ができちゃうんです!
『TRY!』以外でも、「もっと応用練習を足したいな…」というテキストに「ちょい足し」する使い方、おすすめです!


語彙リスト(ことばリスト)はいつ使う?

ここまで説明したように、『語彙トレ』は「イラストで直感的にわかる」「使っているうちに、自然に語彙が身に着く」というコンセプトのテキストです。なので正直…語彙リスト(ことばリスト)がなくても授業は成立します
「クラスに○○語話者がいるけど、翻訳がない…」とお考えの方も、採用をあきらめる必要はありません

…と言いつつ、翻訳が生きる場面もあります。
例えば…
・イラストだけではピンと来ないとき
・他のテキストと併用して、辞書代わりに使うとき
・語彙・表現部分は予習してもらい、クラスではペア・グループのアクティビティから入りたいとき
・家で復習してもらうとき
・プライベートレッスンなど、学習者同士のコミュニケーションから文脈を推測する機会があまりないとき

などなど…

こんなとき、翻訳付きの語彙リスト(ことばリスト)を活用すると、教師も学習者もストレスなく学習が進められます。
別冊に3言語+PDFダウンロードで4言語=計7言語!の翻訳がついているので、多国籍クラスでも安心です!
「語彙を使って覚える」を主軸にしながら、語彙リスト(ことばリスト)は便利なサポートアイテムとしてご活用いただければ幸いです😊

上級編はないの?

この本を使っている方からよくいただく声があります…
「この本を修了したら、次はどの本を使えばいいの?」
「中級くらいまでのレベルだけど、上級向けはないの?」

実は、皆さんのご要望にお応えして、
『語彙トレ』のメソッドを踏まえた、新たな書籍を企画制作中です!
詳細が決定次第、SNS等でお知らせしますので、続報を楽しみにお待ちください🎉


紹介した書籍の詳細・購入はこちら

ことばリストのダウンロードはこちらから
※英語・中国語・ベトナム語の翻訳は、書籍別冊付録となります。オンライン配布はしておりません。


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