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フランス語圏のおすすめアート | 日本で鑑賞できるフランスのアート展示 (2023年12月)
『フランス語圏のおすすめアート』7回目の特集です!🎨
2023年12月に日本で鑑賞できるフランスのアート展示をご紹介します。
実際に鑑賞された方は、コメントにて感想もお待ちしております✨
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日本で鑑賞できるフランスのアート展示 (2023年12月)
◾️ パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ
日程:2023年10月3日(火)~2024年1月28日(日)
会場:国立西洋美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
入場料: 一般 2,200円
大学生 1,400円
高校生 1,100円
※特典付チケットや休館日等の詳細は、美術館ウェブサイトよりご確認ください。
20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックという2人の芸術家によって生み出されたキュビスムは、西洋美術の歴史にかつてないほど大きな変革をもたらしました。その名称は、1908年にブラックの風景画が「キューブ(立方体)」と評されたことに由来します。伝統的な遠近法や陰影法による空間表現から脱却し、幾何学的な形によって画面を構成する試みは、絵画を現実の再現とみなすルネサンス以来の常識から画家たちを解放しました。キュビスムが開いた視覚表現の新たな可能性は、パリに集う若い芸術家たちに衝撃を与え、瞬く間に世界中に広まり、それ以後の芸術の多様な展開に決定的な影響を及ぼしています。
この度、パリのポンピドゥーセンターからキュビスムの重要作品が多数来日し、そのうち50点以上が日本初出品です。主要作家約40人による絵画や彫刻を中心とした約140点を通して、20世紀美術の真の出発点となったキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを紹介します。日本でキュビスムを正面から取り上げる展覧会はおよそ50年ぶりです。
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「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命」
👉【特設ページをみる】
👉【国立西洋美術館ウェブサイトをみる】
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◾️ 生誕140年 ユトリロ展
日程:2023年11月3日(金・祝)~2023年12月25日(月)
会場:美術館「えき」KYOTO
〒600-8555 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
入場料: 一般 1,000円
高・大学生 800円
小・中学生 600円
※前売料金や休館日等の詳細は、美術館ウェブサイトよりご確認ください。
哀愁漂うパリの風景を描いた画家として知られるモーリス・ユトリロ(1883‐1955)。アルコール依存症の治療のために始めた絵画制作でその才能を開花させ、1928年にはレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ章を受章し、エコール・ド・パリの代表的な画家のひとりとなりました。約半世紀におよぶユトリロの画業の中でも、1908~14年頃の「白の時代」に描かれた作品は特に高く評価されています。
ユトリロの生誕140年を記念した本展では、画家としての名声を高めた、白壁の描写が特徴的な「白の時代」の作品を中心に、初期の「モンマニーの時代」、1915年以降の色使い豊かな「色彩の時代」、そして晩年までの作品を国内のコレクションからご紹介します。
「生誕140年 ユトリロ展」ウェブサイト より引用
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「生誕140年 ユトリロ展」
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◾️ モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ― 機械時代のアートとデザイン
日程:2023年12月16日(土)~2024年5月19日(日)
会場:ポーラ美術館 展示室1,2
〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
入場料: 一般 1,800円
シニア割引(65歳以上) 1,600円
大学・高校生 1,300円
中学生以下 無料
障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1名まで) 1,000円
※団体料金や休館日等の詳細は、美術館ウェブサイトよりご確認ください。
1920年代を迎えたフランスの首都パリでは、第一次世界大戦からの復興によって急速に工業化が進み、「機械時代」(マシン・エイジ)と呼ばれる華やかでダイナミックな時代を迎えました。本展覧会は、1920-1930年代のパリを中心に、ヨーロッパやアメリカ、日本における機械と人間との関係をめぐる様相を紹介します。特にパリ現代産業装飾芸術国際博覧会(アール・デコ博)が開催された1925年は、変容する価値観の分水嶺となり、工業生産品と調和する幾何学的な「アール・デコ」様式の流行が絶頂を迎えました。日本では1923年(大正12)に起きた関東大震災以降、急速に「モダン」な都市へと再構築が進むなど、戦間期という繁栄と閉塞の狭間に、機械や合理性をめぐる人々の価値観は大きく変化していきました。
コンピューターやインターネットが高度に発達し、AI(人工知能)が生活を大きく変えようとする現在において、約100年前の機械と人間との関係は、私たちが未来をどのように生きるかを問いかけてくるでしょう。
「モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ― 機械時代のアートとデザイン」ウェブサイト より引用
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「モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ― 機械時代のアートとデザイン」ウェブサイト
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◾️ レイモン・サヴィニャック展 パリで見つけた笑顔を飾ろう
日程:2023年12月23日(土)~2024年1月8日(月・祝)
会場:Bunkamura Gallery 8/ (渋谷ヒカリエ8F)
〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1
入場料: 無料
※休館日等の詳細は、ギャラリーウェブサイトよりご確認ください。
20世紀フランスを代表するポスター作家と言えば、パリでは誰もが親しむレイモン・サヴィニャック(1907~2002)。街角で彼の作品を見つけたら、誰もが頬がゆるみ、ハッピーな気分を味わうことができます。
シンプルな線と色彩が作るのは、茶目っ気に踊りだそうとする愉快なキャラクターたち。彼らのショーに惹きつけられるように、人々の視線は自然と1枚のポスターに集まります。サヴィニャックの自在な発想から生まれるユーモアあふれるデザインは、現代に生きる私たちをも魅了し、愛され続けています。
「レイモン・サヴィニャック展」ウェブサイト より引用
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「レイモン・サヴィニャック展」
👉【Bunkamura Gallery 8/ ウェブサイトをみる】
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ホリデーシーズンのお出かけにアート展示を満喫したいですね!
気になる方は是非チェックしてみてください✨
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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🎵おすすめ楽曲🎵
今回は、nihongo_français の Lolo🎹 のメンバー名の由来となった歌手、Lolo Zouaïの楽曲を選びました!
Lolo Zouaï (ロロ・ズーアイ) の「Encore」をご紹介します!
既に何度かご紹介しているLolo Zouaïですが、今年8月にリリースした新曲「Encore」を選びました!なんとこの曲は今月新たにリリースしたEPにも収録されています。
英語の歌詞に所々フランス語の単語が散りばめられていて、心地よいテンポと独特なリズムも癖になります!
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◾️nihongo_françaisプロフィール
某大学のフランス文学科で出会った仲間3人で、フランス語・文化情報メディア、『nihongo_français』(ニホンゴ・フランセ)を作りました。
20代のメンバーそれぞれの視点で、フランス語勉強やフランス語圏の様々なテーマを取り上げ、ざっくばらんに書いていきます。
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