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AI音声(日本語)はまだ人に及ばぬという話
今の屋号を使い出して、1年半ほどたった。
補習校を辞めてすぐは、先に辞めて独立していた知人グループに入れてもらって、プライベート授業の仕事を受けていた。
とはいっても、個人事業主が集まっているだけだが、そちらが国語継承語メインのグループなのに対し、私は日本語の割合が爆発的に増え、そのグループの名称の元で仕事をするのが合わなくなっていったのだ。
完全にグループを分けることにして、屋号を考え、メールアドレスを変え、請求書などのロゴも変えた。
その際、Youtubeのアカウントも作っていたけど、実際には空っぽだった。
個人名で作っていた日本語、国語関連動画もゆくゆくは移すつもりで、重い腰があがっていなかったのだ。
大学の新学期が始まるにつれ、今まで使っていたQuizletの使い勝手が悪くなったこともあり、練習復習を動画でできるようにしようかなあと思うようになった。
私の授業を受けている大学生や、プライベートの生徒さんに、宿題としてこれ見てでもいいし、もし独学で勉強したい人がいたら参考にしてくれるのでもいい。
本当はTiktokとかかの若い世代は使いやすいんだろうけど、私がいやw
あとはインスタグラムとか・・・?
まあ、広げる(他の人)のはあとで考えるとして、タイ語を学習するのに、色々動画を見せてもらって、とってもありがたかった。
複数の人の動画があれば、自分に合う合わない、レベルに合う合わないという選択肢があるしね。
将来ノマドビザを取るときの活動実績になるかもしれないし。
実際やるとなれば、アイディアはいっぱい出てくる。
文法と文字は分けたいし(だから文法はアルファベットとひらがな、漢字表記を入れたいし)、語彙を増やすテンポのいいショート動画もあったらいい。
そして、そういうのに一番燃えるのが、体裁!w
屋号作ったときも、一番ロゴに時間かけた!
イメージはあったので、それを具現化していく感じ。
ともかく動画作るなら、「にほんご塾」っていうクレジットを最後に入れたいよね!
いやいや最初か?
ともかくそのイメージは複数の子どもの声!
ただ最近私の小学生の生徒はみんなオンラインなので、録音させてもらうのが面倒かなあ・・・
(本当は幼稚園くらいの子の声がいい!)
AI音声に子どもの声があるか調べたら、あるある、たくさんありました!
が、「にほんごじゅく」を読み上げさせてたら、
「日本-ごじゅく」とか、「日本語-塾」、「二本-ごじゅく」とかってなる~!!!!!
「ごじゅく」ってなんだよ?!
まあ、これは日本語の難しいところだ。
花、鼻、端(はなからの『はな』)とか、箸、端、橋など、まず言葉によって音の高低が違う。
頭高型とか、平板型などというが、要はタイ語と同じく、フラットか、上がるか下がるか山かと4つにわけられる。
共通語では、花、鼻は平板だが、端(はな)は下がる。
橋、端(はし)は平板だが、端は下がる。
ところが、これだけで話は済まない。
助詞がつくと、また変わってしまうのだ!!
「鼻が(痛い)」は平板のままだが、「花が(きれいだ)」は下がる!!
「端に(行く)」は平板のままだが、「橋に(行く)」は山なのだ!
ただ、方言では真逆になることがあり、雨と飴は関西と共通語で違うと聞いた。
なので、学生にも共通語の音源をたくさん聞いてなれるのはいいことだけど、地域によって違うことは理解して、そこまでルールをがっつり覚えなくてもいいと言っている。
余談だけど、この間「方言と共通語」という5年生の単元をやって、そういえば「標準語」というのは、他の方言は「普通じゃない」という印象を与える言葉なので、「共通語」を用いようという流れになっていた。
その通り! と思うので、これから言い方を気をつける。
日本語教育の勉強をしていると、方言札など、方言が虐げられた悲しい歴史がよく出てくる。
さて、AI音声は私の造語である「にほんご塾」という言葉を認識できないのだ。
日本語の共通語話者であれば、初めて出会った言葉だとしても、「く」に向けて下げていく「頭高型」で発音するだろう。
でも、もし「日本語」と「塾」と認識したら、中高と頭高で、この組み合わせは日本語としてとてもおかしく聞こえてしまう。
また、私がひらがなで読ませたのが悪かったのか、「にほん」を「二本」と読んだのもあった。
うーん、前途多難!
これなら、授業後にちょっと頼んで生徒さんに読んでもらった方がいいかも。
ちなみにドイツ語も2つ以上の言葉が組み合わさるとアクセントの位置は変わる。
通常はドイツ語は第一音声に強アクセントが来る。
例えば、Winter(ヴィンター/冬)ならI、Semster(ゼメスター)なら1つ目のEだ。
しかし、複合語Wintersemester(冬学期)となったときは、ルール通りまた第一音節つまりIにアクセントが来るのだ。
但し、余談だが外国語を語源とする言葉、例えばFamilie(ファミーリエ/家族)はラテン語由来なので、MIにアクセントだし、Restaurant(レストローン)やCroissant(コロワッサーン)は、フランス語なので、一番後ろの母音にアクセントが来る。
この場合は、Familienmitgliederはファミーリエンミットグリーダーで、MIにアクセントが残る。
Mitgliederは構成員、つまり家庭構成員で、家族の一人ひとりのことだが、単独なら最初のIが強い。
また、Schokocroissantは、Schokolade(ショコラーデ)の略のSchoko(ショコ)だが、その部分にアクセントが来るので、初めの言葉のアクセントが有効と覚えればいい。
日本語は外来語のアクセント(高さ)を、語が短い場合は語頭に持ってくる。
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しかし、平板もある。
4文字は日本語も平板が多いからか?
たこやき、さかづめ、しんしつ、でんとう・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1728811658-qkxBPAMZD7jtEO2rbKnapio9.png)
しかし、長い語は後ろから3つ目に持ってくることが多いそうだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1728811903-aYR8WTeznlxLFN4EkyQ5S7qO.png)
とはいえ、例外はある。
これは、英語の発音に準じたのであろうか・・・?
でも、チョッコレートじゃないから全部じゃないんだろうけど。
![](https://assets.st-note.com/img/1728811990-FBcr6CKYiaA3ZNbMhfpS0oyu.png)
とここまで来て、私の愛するスズキクンならどう区別するのか聞いてみたら、
![](https://assets.st-note.com/img/1728812316-sIBjcKZhDP7gJ16HGTlqk3wN.png)
ちゃんとできてる!
ひょっとして、私が漢字で入れればよかったという話かもしれない?
ちょっとやり直してみる・・・
【追記】
やっぱりダメだった~!!!!