こだわりVS大らかさ
間もなく日本に短期留学(公立中学校への体験入学)する長女が、出発前にお母さんの肉まんが食べたいよ~というので、今日は肉まんを作った。
白菜がないのは気付いていたけど、レタスがあるからいいか。
娘たちに
「今日、白菜じゃないんだけど、気づいた?」
と聞いたら、全然!とのことだったのので、結果オーライ。
作りながら、友だちの話を思い出していた。
友達のご主人(ドイツ人)は料理が得意で、よく週末に振舞ってくれるそう。
うちの夫はスパゲッティをゆでるくらいしかしないので、羨ましい!
得意料理はBratkartoffeln(じゃがいも炒め。いわゆるジャーマンポテト)なんだけど、作ってというと、
「じゃあ、じゃがいも茹でておいて」
という。
なんだそれは! 料理番組か!
でも、私がうらやましがると友人は
「だけど、こだわりが強いから、食材とかも高いの買うし、1回しか使わないのにわざわざ買いそろえたり・・・」
と文句を言っていた。
確かに!
主婦の料理はあり合わせてでちゃちゃっとだけど、料理が趣味の人(特に男性)って、材料とか調理器具にすごくこだわったりするよね。
ジェンダー差別の意図はないんだけど、おおよそ男性の方が「こだわり」派で、女性の方が「大らか」派が多いと思う。
白菜がなくても、レタスでもキャベツでもいいか!ってw
しかし、どんな事物にも裏表があるので、それを欠点としてとらえると、「頑固さ」と「大雑把さ」と言い換えられるだろう。
「頑固」と言えば、それが枕詞になって、「じじい」って来そうだもん!
やっぱり「こだわり」派は男性が多いんだろう。
プロと呼ばれる仕事は、こだわりが必要な部分も多いと思う。
だから、調理でも裁縫でも、女性がよくすることなのに、職人さんは男性が多い気がする。
「今日はいい魚がないから、店開けない!」
みたいなこだわりの店は、居心地いいかどうかはともかく必ずおいしいものが食べられそうだ。
ただ、こだわりのあまり、いい食材を使いすぎて採算が合わないとかになりそう。
まあ、こだわりは「ほどほど」の方が現実的なのか。
でも、突き詰めていったところに大成功があるのかもしれない!
差別化ってやつだよね。
研究なんかの分野でも、きっとこだわった方がいい結果が出そう。
イノベーションをしていくには、「こだわり」は必要だろう。
一方で、「おおらかさ」が武器になる業界もあろう。
やはり人と接するような、教育、接客といったジャンルでは、「おおらかさ」があるといいと思う。
でも、もし「おおらかな」男性がいたら、モテると思う!
人当たりがよさそうだ。
でも、「こだわり」の女性がいたら・・・?
倦厭されそうw
うざそうだもん。
人に好かれるのには、「こだわり」じゃなくて「おおらかさ」の部分を磨いていけばいいんだな!
仕事で成功したいなら、きっと「こだわり」がとても大事なんだろうけど。
私はどちらかというと、頑固で大雑把だ。
両方、悪い面が出ている!w
仕事(準備)では「こだわり」を大切に、対人関係(授業)では「大らかさ」を大切に、いい方の面が出るように気をつけていきたい。