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【継承語高校生クラス】新春すごろく大会
大学や高校生クラスがなかったので、1か月近く冬休み気分だったものの、プライベートの授業は12月30日まで、1月2日からあったし、今週も毎日1コマはあった。
今年初めての授業の人とは、クリスマスにどんなプレゼントをもらった、贈ったのか、何を食べるのかというスモールトークをした他、日本の正月の風習を紹介した。
昨日、今年初めての高校生クラスがあったけど、敬称語クラスは少なくとも片親が日本人なので、お正月とは何かについて、そこまで深めない。
(いつかじっくりやってもいいけど)
昨年やった新年会のすごろくが面白かったから、またやりたいと言われていたので、今年もすごろくをすることにしていた。
プラス、ちょうど鏡開きの日だったので、振る舞い酒ならぬ振る舞い汁粉!
教室で、煙感知器とかあると困るので、ガスコンロではなく、ホットプレートの鍋版で、10L近く入る鍋を持っていった。
事前に煮た小豆は2キロ!
それに砂糖が1キロと、もちろん水に鍋!
たいそう重うございました。
鏡開きといっても、餅はたくさんないので(正月用に長女がえっちらおっちら持って帰ってきたのがちょっとはあるけど)、餅粉で白玉団子を作った。
この餅粉は、Krepreismehlと言って、アジアショップで売っているが、緑のパッケージなので、在独の人の間では「緑の粉」と呼ばれている。
ちなみにタピオカ粉が赤い袋、米粉が青い袋だ。
生徒たちは
「余ったら、おかわりしていいですか」
「おいしいです!」
と喜んで食べてくれたので、頑張った甲斐がありました。
でも、来年は新規入会希望が多いので、この鍋ではもう足りないかも・・・
さて、肝心のすごろくは、最初にコピー用紙を2枚ずつ配布し、自分が止まってうれしい指示と、他の人が止まっていやな指示の2つを書いてもらう。
「2マス進める」とか「もう一度サイコロを振って、進める」とか、「一番進んでいる人とチェンジ!」とかがうれしい指示、「1回休み」「歌を歌う」「スタートに戻る」などがいやな指示だ。
教室の机を中央にまとめ、椅子を周囲に並べ、指示は適宜椅子の上に並べる。
持ってくるように言っていたサイコロを使い、自分がこまになって進む。
人数があまりにおおければ、グループに分けてもいいと思ったけど、休みの人がそこそこいたので、午前クラス、午後クラスとも全員でやった。
椅子の数はそんなにないので、予め2周、3周と決めておいた。
「補習校の先生の名前を二人フルネームで言えたら2マス進む、言えなかったら2マス戻る」「補習校の校歌を歌えたら・・・」という、みんなにとって懐かしいものから、「百人一首を言う」「サイコロを振って、その目の数だけ四字熟語を言う」「日本の俳優女優を二人言う」など、それぞれの得意なジャンルを活かしたものまでいろいろな指示があって、面白かった。
でも、私が1回目に「森光子、西田敏行」、2回目に「真田広之、倍賞美津子」と言ったら、「またみつこ~?」というので、「じゃあ、倍賞千恵子」と返したけど、疑わしそうな顔をしている。
一人が「まあ、信じてあげよう」と言って、OKになったけど、そんなこと言ったら、私だって君たちのあげている人は全然分からないよ?!
私の日本の時計は18年前で止まっている上に、日本にいたころもテレビを見なかったし・・・
ともあれ、楽しい新年のスタートとなった。