【授業報告】N5対策的な応用会話「ドイツはビールがおいしくて、きれいな国です」
対面でプライベート授業をしている9年生女子は日本への留学を希望中。
斡旋団体に登録し、オンラインでテストを今年度中(夏休み終了まで)に受けるように言われている。
私も推薦状を書き、とりあえずここのとろろはそのテスト対策。
テストはN5かN4レベルを選べるということなので、とりあえずN5対策。
語彙はクイズレットで単語帳を作成し、自分で勉強するように伝え、問題文の理解、N5文法を復習し、漢字もジャンルごとに勉強中。
金曜日の授業では、漢字のテーマを「人」にし、人父母子男友などを学習。
「何人」は「なんにん」と「なにじん」の読み方があることを伝え、「クラスメイト/クラスの女子/男子は何人ですか」「友だちは何人ですか」「友だちの名前は何ですか」「〇〇さんは何人ですか」などの質問から会話練習をした。
加えて、「どんな人ですか」で、なるべくたくさん答えをつなぐように練習。
例えば状態、これは名詞が多い。
ドイツ人、15才など。「で」でつなぐ。
それから外見的特徴。形容詞が多い。
背が高い、かわいい、髪が長いなど。「くて」でつなぐ。
さらに家族の状況、「弟が一人いて」とか、「猫がいて」とか。
動詞の「います」。
加えて、「趣味はバレーボールで」とか「バレーボールが好きで」とか、「フランクフルトに住んでいて」とか。
友達数名と家族をテーマに練習したあと、場所(学校、住んでいる町、ドイツなど)も練習した。
恐らく実際に日本に行ったら、「お父さんってどんな人?」「ドイツってどんなところ?」などと質問されることもあるだろうから、実践的な練習にもなったんじゃないかと思う。
語彙の復習にもなったし、形容詞でも名詞でも動詞でもつなげるというのは、ドイツ語にはないので、特徴的な文法の確認にもなった。
ドイツ語/英語でなら、she is…で始めたら、Germanとか15 years oldとかは言えるけど、兄弟なら、 has two brothers と動詞を変えないとならないし、likes sportsも別の動詞だし、her hobby is…趣味は、なら主語自体が異なる。
日本語の助詞「は」は、主語を導くときもあるけど、それはたまたまで、通常「テーマ」を導くというのが正しい。
「私は髪が長い」という文において、主語は「髪が」だから。
ドイツ語/英語的には、「私の髪は長い」という言い方が多いだろう。
(または、「私は長い髪を持っている」)
だから、「ドイツはヨーロッパにあって、ビールがおいしくて、ソーセージの種類が豊富で、冬は寒くて・・・」のような文が作れる。
日本語って便利だ!
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