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【日本語教員養成講座】ビジネス日本語と教育演習+ChatGPTの活用

第4クール(冬学期)で単位を取る予定で、全く未習だった2つを冬休みに始めています。
ビジネス日本語は高校生の継承語クラスで使える!というアイディアもあるし、枝葉末節にとらわれないで実践的な指導をするところとか、言葉だけじゃなくて、働く姿勢や日本の文化的な背景を伝えるという考え方などとても勉強になった。

最終レポートは、就職が決まっている学生への会話授業10回分の計画で、これもあれこれ考えるのが楽しかった。
会話なので、ロールプレイにしたんだけど、こういうアイディア集めで真価を発揮するのはChatGPT!
但し、全部をまともに受け取れないので、10のアイディアが必要なら30ぐらい出してもらって、その中で取捨選択したり、そのアイディアから自分でもう一度考えてみるというのが正しい。

ロールプレイのロールカード(役割が書いてある。「あなたはお客さんで、大根を買いたいが、100円しか持っていない」とかw)でも、アイディアがたくさん必要だったので、GPTくんと一緒に考えました。
そこに家族や友だちがいたら、「ね~、なんかいいアイディアない?」って聞くのとまったく同じこと。
何について、どういう条件なのかという説明をしないといけない(プロンプト)し、答えが100パーセント正しい、使えるというわけじゃない。

でも、間違った答えからでも、自分なりに「あ、それはダメだけど、じゃあこうしてみたらいいかも」なんてヒントにできることもあるし、一人で狭い世界でうんうん考えるよりかは、視野を広げられると思う。

それから、校正してもらえる。
全部直してもらうというよりは、絞って、文法的な誤りを探してとか、分かりにくい表現があったら直してとか、あと10字削って!とか具体的な指示をちょっとずつしていった方がいい。
しかもホントに信じたらダメ!!
昨日は15字削ってっていったのに、6字しか削ってなくて、「ハイできました」って。
これも、身近な人に「ちょっと読んでみて」というくらいの感覚で、最後に決断、決定するのは自分でいた方がいいと思う。

それから新年から始めた「日本語教育演習」が面白い。
先生もいいし、内容が具体的。
教えたことがない人は、「そうそう、こういうのが知りたかった!」と思う内容だと思う。

文型についての説明動画があって、最後はよくある確認テストやディスカッション(という名の掲示板)、レポート提出じゃなくて、教案を作る。
その教案も先生に提出するだけのレポートではなく、他の受講生も見られるように、掲示板にアップする感じ。
その上で、コメントもつけ合うので、勉強になると思う。

今さっき、初めてコメントをしたんだけど・・・
いやいや、もう少し教案について調べてからアップした方がよかったよ?!
というのがちらほらあった。
その教案で授業に行ったら、多分立ち往生するよ?!というもの。

私にもとっても苦い思い出がある。
今から30年ほど前、初めてキャンプリーダーになったとき、トレーニングキャンプのキャンプファイヤーで出し物(ゲーム? ネタ? 踊り??)をすることになった。
私がガールスカウトで一番好きだった「象さんとくもの巣」をやろう!と思ったんだけど、実際説明しだしたら、しどろもどろ・・・

ガールスカウトのキャンプファイヤーでは、みんなが知ってるから、歌い出したら、もうみんなついてくる。
説明とかいらん。
でも、知らない人には、どうやって進んでいくのかを説明しないとならないんだよね。
しかも、説明くさい説明だとつまらないっていうか、ムードがぶち壊しになっちゃうし!

大失敗をしたおかげで、色々考えるようになった。
その脳内ロールプレイって、したことがないとなかなか難しい。
しかも、この説明も授業もそうだけど、相手がいるから、相手が自分のロールプレイ通りに動くわけじゃない!
なので、こう質問をする、こう答えがあったら、こうする、こういう答えだったら、こうしようというように、プランがたくさんないとならない。

それこそ補習校の研修で作った教案は、教員の一言一句も書くし、生徒の予想の返事も全部書くし、板書をどうするかも書いた。
計画書じゃなくて、台本みたいな感じ。(しかもパターン色々で)

授業自体になれれば、もうそこまでのものは要らなくて、計画メモでもいいかもしれない。
でも、メモ以外にやっぱり脳内ロールプレイはしていて、こう言ったらこう、そう反応されたらそう、のようなパターンはやっている。

そういう意味では教案を作れ、というのはもう勉強にはなっていないけど、他の人の教案を見ることで、色々な気づきがあるのはいいと思う。
コメントは、コメントの少ないもの優先でということで、たまたま指導みたいな感じになってしまったけど・・・

語彙コントロール(学習者の習った言葉だけを使う)も、へったくれもなく、日本語中級クラスかという話し方になっているのもあった。
今回は指定が直接法(日本語だけを用いて、日本語を教える)なんだよ。
もし自分が全く未知の外国語クラスに入って、先生がオール外国語だったら・・・と想像したら、言葉遣いも変わると思う。
もちろん、自然な日本語に触れる必要もあるんだけど・・・

演習はあと6回。
これからできるだけ毎日教案まで進めて、なるべく冬休み中(今週中)に終了できるようにがんばろう!
楽しく進められるので、大丈夫だ!

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