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AIライティングツールはSEO記事作成の救世主になれるのか?言語学の観点より。
みなさんこんにちは。2024年は真の意味でweb業界のAIサービスの分岐点だと感じている方も多いのではないでしょうか?
AIイラストに始まり、AIによるアバターと音声吹替、さらにはブログ界隈にも徐々に浸透しだしたAIによる自動ライティングの精度と実際の検索結果を見て「今までのように誰でもかける記事を量産しても先がない・・」なんて悲観している人もいるかもしれません。
一方で、AIをうまく使いこなせるようになれば今まで苦痛だったライティングの作業から解放されて自分は「アイデアの住人」として生き残れる人もいるでしょう。
さて、こんな新しい時代においてアフィリエイトのSEO対策はどうなっていくのか?ちょっと本質的な課題にも取り組んで研究結果をまとめたいと思います。
AIが書いた記事はSEOに弱いのか?
SEO=検索エンジン最適化=検索した結果に対しての答えを誰が作り上げるのか?
今まではその答えを人間が導き出していたわけですが、これがAIが回答できるんじゃないかという論点です。
人工知能が情報を編集して最適解を検索上位に表示してくれるのであれが、もはや人の仕事は要らなくなるというわけ。
これまでも人の仕事はロボットに奪われてきましたよね?
写本→コピー機に取って代わられる
タイプライター→ワープロに取って代わられる
SEOライティング→AIプログラミング
さて、「人の知りたいこと」にAIがどこまで太刀打ちできるのかということです。
SEO対策でAI記事ができることとできないこと
AIライティングに絞って言うとできることとできないことがかなり明確に分かれていると思います。
言葉の要素を正しく伝えるための見出し項目・・AIが得意
言葉の要素に含まれる意義を網羅するための語彙・・・AIが得意
言葉同士の関連性をサイト全体で構成する・・・AIが得意
言葉を伝えるための表現形式・・人間が有利!!
AIが機械学習なので限界があるんですよね。
ちょっと難しいと思うので具体例。
AIが自分の母親を学ぶ過程を人間と比較する
私にとっての「母親像」という言葉をAIに正しく表示させるという試みをしたとしましょう。
つまりAIに機械学習させてまるであなたのママが話したり動いたりするようなロボットを作ろうという試みです。
さて、あなたにとっての母親と認識はいつ頃できたでしょうか?
まさか、胎児の状態で「こりゃうちのママすげーな・・」なんて思っていた人いないですよね?(笑)
子供が母親を理解し、自分の母親だと認めるプロセスを考えてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1730109484-yvj5rXnLdmQIJ3EANCiMgtbq.png)
こんな感じで法律上の問題ではなく、「ママ」ってもともと存在として子供が認知してくれるわけじゃなくて、様々な恩恵を受けて「この人はお母さんだ」って思うようになりますよね?
さらに大きくなってからは「自分の認知の範囲が広がって社会とのかかわりの中で母親」というものを広く認識するようになっていきます。
AIライターの機械学習の過程も似ている。
![](https://assets.st-note.com/img/1730111801-QpA3n7CwaVP5RIKhoYtrWJ6v.png?width=1200)
最近SNSでも話題になった「E-E-A-T」って呼ばれるもの。グーグル公式が発表したがSEOで重視する要素です。
①リアルな経験でコンテンツを作り②複雑な情報をリンクでつなぎ合わせて専門性を高める。そしてその③情報が広く評価されて権威となり、④時代の変化に合わせた正確な情報発信を続けて信頼を獲得する。
この世に生まれ出た①赤ちゃん(ドメイン)が、②沢山の経験(ミルク・おしめ・おむつ)などの情報(内部被リンク)を与えられて、すくすく育ち、やがて本人だけでなく③・④社会からも広く子育ての権威として認知(外部リンクで評価される)流れですね。
AIがこれを作れるのか?って話です。
言葉の関連性に関してはAI記事でカバーできる
まず、AIの最大の強みは「データ分析」です。例えば、あるキーワードで上位表示されている記事を100個分析しようとしたら、人間だとどれくらい時間がかかるでしょう?でもAIなら、わずか数秒でこんな情報を教えてくれるんです
最適な文字数
見出しの数と構造
必須キーワード
コンテンツ≒記事同士のつながりと権威性はAIがある程度正確にできそうです。
言葉と言葉の関連度を強めた情報をし続けることで、「その道で詳しい人だ」って認識される手法です。
EATTの専門性や経験の部分。
「ママ」というキーワードで言うなら「ミルクをあげる」とか「おしめを変える」とかきちんと子育てに関する情報が分かりやすく並べられているものを評価するって感じです。
で、これって時代に合わせて言葉の定義が変わります。「母親の仕事」「理想のママ」本質は変わらなくても、戦国時代と現代ではかなり価値感が違うはず。
記事構成もAIは得意
![](https://assets.st-note.com/img/1730112651-HSutBPfJaxAEg6ejo59X3OCy.png)
その時々の最適な情報を瞬時に判断して並べ替えるというのはAIが得意とすることだと思います。
ニーズのある検索語
1ページに必要な文字数
1キーワードに必須の見出しと単語
1ページの中に含まれるべき語彙数
検索語を満たすためのカテゴリの数
その場その場の最適解はAIツールが上位の記事をデーターベース化して最適解を送ってくれると思いますので、ある程度任せることができるんじゃないかと思います。
関連キーワードの網羅性が人間を超える
これ、実は見落としがちなポイントなんですよ。人間が思いつく関連ワードって、どうしても経験や知識の範囲に限られちゃいますよね?でもAIは違うんです。
例えば「ダイエット 運動」という記事を書くとき、AIは考えられるあらゆる関連キーワードを提案してくれます
▼運動の種類別
・有酸素運動
・筋トレ
・ストレッチ
▼時間帯による分類
・朝活運動
・寝る前エクササイズ
・通勤時の運動
これだけじゃありません。「時間がない人向け」「続かない人向け」なんて、読者の悩みに応じたキーワードまで教えてくれるんです。
AIライターの記事では対応できないものは?
では逆にAIの自動記事生成では完全に対処できないSEO対策ってなんでしょうか?
検索意図の正確な把握
表現形式の多様性
ウェブ上に情報ソースが少ないもの
この3つは難しいと思いますね・・。特に日本語はそう。
日本語は場面によって言葉の意味がかなり変わってしまうあいまいな表現が多く、擬音語・擬態語も沢山使われます。
それらの今回は「seo」を「ママという言葉の認識」という切り口から説明を試みましたが、こういのって瞬時にAIが判断するのは難しそう。
あっても上位にある検索語をコピペしてそれとなくつないで文章を作る程度にとどまりそうです。
他にもAIの限界を研究している中で面白かったものはコレ
学習させていないことの判断・実行
言葉の意味・意図を理解した解釈
合理的ではない作業や倫理観の伴う作業
教師データが多くない問題の取り扱い
万能ではない!AI(人工知能)がまだ苦手なこと:TECHFARM
要件定義って難しいんですよね・・。オリジナルのアイデアをAIが作り出すのって難しい。
②「意味と意図を理解した解釈」ですが・・こういう発想でAIは文章作れないと思います。
自分は昔2CHで話題になった表現が好きですW
解釈の違いの例をこんな風に表現するのは人間だけですよね?
佐々木希「あの人落としてみようかな」
吉田沙保里「あの人落としてみようかな」
佐々木希「私と一緒にいて安心する?」
吉田沙保里「私と一緒にいて安心する?」
佐々木希「あなたって軽い人ね」
吉田沙保里「あなたって軽い人ね」
佐々木希「苦しいって言っても離さないんだから」
吉田沙保里「苦しいって言っても離さないんだから」
佐々木希「ふふ、可愛がってあげる」
吉田沙保里「ふふ、可愛がってあげる」
佐々木希「一本早い電車で先に行ってて。すぐ追い付くから」
吉田沙保里「一本早い電車で先に行ってて。すぐ追い付くから」
佐々木希「夜道で襲われて抵抗したんだけど死んじゃったらどうしようかと思った」
吉田沙保里「夜道で襲われて抵抗したんだけど死んじゃったらどうしようかと思った」
佐々木希「あなたと居るとすきを沢山見つけるんだぁ」
吉田沙保里「あなたと居るとすきを沢山見つけるんだぁ」
佐々木希「キミの事も料理しちゃおうかな?」
吉田沙保里「キミの事も料理しちゃおうかな?」
佐々木希「ずっと見てたんだよ」
吉田沙保里「ずっと見てたんだよ」
佐々木希「こうすると眠くなるでしょ?」
吉田沙保里「こうすると眠くなるでしょ?」
ということで、1つの事例(言葉の定義=検索結果への最適解)を伝えるためにどんな例を使うのか?まではAIには難しいのではないでしょうか?
人に感情を伝える文章=コピーライティングはAIは苦手
機械的にSEO対策をしてしまうと・・・なんとなく読んでも面白くない文章ができてしまう。上位を狙えば狙うほど人間味が薄れ、読者が離れていき、商品購入意欲も消え・・・・そんな矛盾も起きて来ます。
確かに公務文章はミスのないように作られていますが、それを読んで商品が欲しくなるのとは別問題です。
そこで重要なのが構造的なSEOを考えつつ、人の心も動かくコピーライティング(セールスライティング)の書き方をマスターすることが重要になってきます。
ブログにAI記事をどう活用していけばいいのか?
なんてことを書こうと思います。検索エンジンは検索結果に空欄の答えを返すわけにはいかないので、それを利用すればある程度使い道ってあると思います。
なんてことを書こうと思います。検索エンジンは検索結果に空欄の答えを返すわけにはいかないので、それを利用すればある程度使い道ってあると思います。
○○とは?に代表される基本的な定義キーワード
複数のデーターにおける共通解
特に倫理を含まない情報ソースのリライト
AIツールを使う時に上記のようなキーワードを入れるとすごく的確な答えが返ってきます。
誰が言っても大差ないこと。でもブログの中には必要な要素に関しては自動書記ツールで十分じゃないかと思います。
いわゆるお役所仕事的なものです。
税務や法務・翻訳なんかは誰が見ても同じデーター方がいいってこともあるし、もともとAIに取って代わられる仕事だって言われてますよね?
主観が不要なデーターベース型のサイト
事実をなるべく崩さず伝えるだけの情報サイト
使えるところはAIに任せてしまいましょう。
誰が言っても大差ないこと。でもブログの中には必要な要素に関しては自動書記ツールで十分じゃないかと思います。
さて、今回の記事ですがAIが書いたものなのか?人間が書いたものなのか?みなさんは分かりました?
![](https://assets.st-note.com/img/1730113327-Nq4EWRwQAmkKnOYe9phIDtub.png?width=1200)
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自分でもちょっと怖くなるときあるんですよね・・・。今言えるのは使いこなせる側に回るしかないってことです。
洗濯機も掃除機も・冷蔵庫も一度開発されたら後戻りはできない。人間の脳がこうやって拡張されるようになった2024年以降をどう生き抜くのか?
考えなければいけないタイミングになったのではないかと思います。
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