「みいちゃんの日本画お稽古」vol.23 【胡粉の溶き方】

地球からもらった「白い色」はとても優しくて美しいのです。
日本画絵具 胡粉(白色の顔料)の溶き方の一例をご紹介しています。
今回は下地用に花胡粉を使いました。
胡粉は もともと胡の国から伝わった白い絵具(鉛白)を室町時代に日本の風土に合わせ、蛤や牡蛎、帆立などの貝殻を材料におきかえて現在に繋がっていると言われています。
海からの恵みを時間をかけて顔料にしていく工程も、膠液を少しずつ混ぜて練り、溶いてゆく、その絵具をつくる工程も古典的な技法です。

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