「みいちゃんの日本画お稽古」vol.16 揉み紙の技法を引用して抽象的な作品をつくる

とても楽しい揉み紙。 
古典技法のシンプルながら合理性のある方法にはいつもながら脱帽です。
ひらひらと舞い散る桜吹雪に魅了される感覚を投影して作品を作りました。
古人は桜を見て歌を詠んだということですが、歌を詠むように作品に投影するのも楽しいものです。
皆さんも季節から受け取ったインスピレーションをご自身の感覚で形に捉われずに絵具を和紙に入れてみてください。きっと楽しいですよ。


関連動画
◯「みいちゃんの日本画お稽古」vol.14 日本画絵具 続・水干絵具の溶き方

日本画でよく使う水干絵具を膠で溶いていく方法の一例をご紹介しています。 自分で練って調節できるのは便利ですが、肌が弱い方など、指が絵具で染まるのがイヤな方向けに、すり鉢でする方法をご紹介しています。個人的には指で溶く方が簡単な気がします。
ご視聴はこちらから  https://youtu.be/LeGmSfqL-1o

◯「みいちゃんの日本画お稽古」vol.15 日本画絵具 ◯◯の溶き方 日本画のお道具に限らず、家にあるもので代用して使ってみる試みで絵具を作っています。素材としては雲母というキラキラと光を反射する絵具をタイルとパレットナイフで練り、古くなって毛先が纏まらなくなった筆で溶いてみました。
ご視聴はこちらから https://youtu.be/6HHGJvy2mow

◯みいちゃんの日本画お稽古 vol.1 渇筆とたらしこみで描く松枝 長流という筆を使い、かすれた線(渇筆)とにじんだ模様(たらしこみ)の技法を紹介していきます。 渇筆法 筆の水分を布などでとり、かすれた線を表現することができます。 たらしこみ 支持体(紙や絹本など)にのせた水分が乾かないうちに絵の具をたらすと、偶然性をもった滲み模様がつくられます。 この日本画技法は俵屋宗達や尾形光琳など琳派の作品に形跡を見つけることができます。
ご視聴はこちらから https://youtu.be/aw2nGRUEn5A

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