世の中にはさまざまな睡眠のとり方をする生き物がいる
─「そうそう、イルカくんてね、左右の脳が交互に眠るんだって!」
─「泳いでいようが飛んでいようが 絶対に睡眠は必要だからなんだよ」
世の中にはさまざまな睡眠のとり方をする生き物がいる
例えばイルカ。
肺呼吸をするイルカは、睡眠中でも頭頂部を水上に出して呼吸をする。
呼吸をするには泳がないといけない仕組みだから、イルカくんはずっと泳ぎ続けていないといけないわけだ。
でも泳いでいるからといって、その間ずっと眠らないでいるわけにもいかない。
そこで、バンドウイルカは左脳と右脳を交互に眠らせる「半球睡眠」という特殊な睡眠方法を身につけた。
インダスイルカは数秒間の睡眠を細切れにとりながら、一日7時間の睡眠を確保するともいう。
彼らは泳ぎながら、ちゃんと睡眠をとっているんだ。
渡り鳥も半球睡眠をすると考えられている。
急降下しながら短時間の睡眠をとる種も存在するようだ。