日本人は使っていた!本当の「幸せの法則」とは!太古から人類に伝わる言霊の法則
前回は、ことたま(言霊)の本当の意味をお伝えしました。
→ 日本人は知っていた!本当の「ことたま」とは!
今回は、「ことたまのさきわう国」の「さきわう」について読み解きます。
そして、私たち日本人が太古から使ってきた「幸せの法則」を解き明かしましょう。
「さき(幸)」のもとの言葉は「さいはい」です。
さい・・・サは「割別」、イは「天の氣」。天の氣が回り、万物を割別けること。
はい・・・ハは「発・広」、イは「天の氣」。天の氣が自然界を循環し、広く大きくなること。
「幸(さき)」とは、「ひとつのものが百千と多くのものに及ぶこと」という意味になります。
そして、「ことたまのさきわう」国とは、「ことたまが百千にもなる、ことたまが多くのものに及ぶ」国となります。
「ことたまのさきわう国」である日本は、言霊の法則によって統治され、日本人はその意味を深く理解し、自然の法則に従って秩序ある生活をしていました。
ここで、「幸せ」について考えてみましょう。
「幸(さいはい)」とは、「ひとつのものが百千と多くのものに及ぶこと」をいいます。
反対に、ひとつのものがひとつのままであることを「わさはい(わざわい)」といいます。
現代は資本主義社会で、多くのものを所有することが幸せとされています。
しかし、本来、幸とはひとつを分け合って百千となること、一粒万倍(一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる)を意味しています。
自然の法則の中で生きる私たち人間にとっても、一粒万倍が真の幸せなのです。
古くから日本人は、この「幸せの法則」を知っていて、そのことは日本文化に受けつがれ、日本人の行動に深く根づいています。
● 困っている人を見かけたら助けあうという精神
災害時や困難な状況において、諸外国に比べ、お互いが支えあう相互扶助の精神がとても強いと言われています。
物やお金を拾うと交番に届けるという日本人の行動も、困っている人のことを思いやる精神によるものです。
● 相手への気づかいや配慮の精神
他者をもてなし心地よく過ごしてもらう行動は、相手を思いやる気持ちや調和を大切にする精神によるものです。
● 集団の調和と協調を最優先にする精神
個人よりも集団全体の利益や調和を優先することを美徳とし、これが相手への優しさとして表れています。
「幸せの法則」を実践する日本は、世界的に見ても治安が良く、社会全体に安心感が広がっています。
この社会的な安全性が、人々の心に余裕をもたらし、他者に優しく接することを可能にするという循環をもたらします。
一人ひとりの一粒万倍の行動こそが、世の中の幸せを作っていくのです。
(記事担当:いちのせよしみ)
「言灵(コトタマ)の法則」は、カタカムナ学会が研究・普及に努めています。
カタカムナ学会 公式HP
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