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日本人は知っていた!本当の「ことたま」とは!太古から人類に伝わる言霊の法則
日本は「ことたまのさきわう国」と万葉集にうたわれていることを知っていますか。
万葉集は、7~8世紀の歌が収録されている日本に現存する最古の和歌集です。
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原文はすべて漢字です。
「言霊能 佐吉播布國」を「言霊の幸う国」として、現代では「日本は言霊によって幸せがもたらされる国」と訳されています。
では、「言霊」とは何でしょうか。
「言霊」という字は、日本に漢字の文化が入ってきた後に、言葉のイメージをあてはめたものです。
現代では、「霊」は死者のたましいや不思議な力をもつものがイメージされます。
そのため、「言霊」は「言葉に霊力が宿っている」といった、あいまいで誤った解釈がなされています。
漢字を使うことによって文明は発達し便利になりました。
しかし、特定のイメージに固定されてしまい、本来の「ことたま」の意味が失われてしまっているのです。
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日本にはもともと文字はありませんでした。
そして、五十音の一言一言は、万物(宇宙・自然・生命)の仕組みを知るための意味を持っていました。
日本人はその意味を深く理解し、自然の法則に従って秩序ある生活をしていました。
一万年以上続いた縄文時代に戦いがなかったといわれている理由がことたまにあります。
この一言一言に割り当てられた意味を「言霊の法則」といいます。
日本は言霊の法則によって統治されていたということを、「ことたまのさきわう国」として表現されているのです。
※五十音、つまり五十個の音だけで宇宙の仕組みを知ることができるため、一つの音が持つ意味は数多くあります。
その法則は国学書「水穂伝」に記載されていますが、詳しくはまた別の機会にお伝えいたします。
具体的に「ことたま」を言霊の法則で読み解いていきましょう。
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こと・・・コは「凝る」、トは「與む」。吸った息が体内の水とこりくんで吹き出たもの。
たま・・・タは「連なる」、マは「円」。連なり循環し円にまるくなったもの。
「ことたま」とは、一言一言に吸う息と吐く息を織り交ぜて、ひとつのタマとして発生させる『コトのタマ』をいいます。
ここで、「ことばの力」について少しお伝えします。
宇宙の法則(万物創造の原理)のひとつに、「ことたまに人間の想念(心に考え思うこと)を入れることで現実を創造することができる」という法則があります。
最近よく耳にする引き寄せの法則は、古くから日本人も使っていた宇宙の法則なのです。
この人生自由自在になる法則についてはまた別の機会にお伝えいたします。
つまり、人間の想念を入れる器が「ことたま」です。
「ことたま」自体に霊的な力があるわけではなく、人間の想念に力があるのです。
少し難しいかもしれませんが、ことばには、不思議な力といったあいまいなものではなく、現実を創造するという確かな力があるのです。
次回は「さきわう」を言霊の法則で読み解きます。
(記事担当:いちのせよしみ)
「言灵(コトタマ)の法則」は、カタカムナ学会が研究・普及に努めています。
カタカムナ学会 公式HP
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