宇宙人も自分探しをする。

昔、大学卒業を控えた2月、こんなタイトルで小説を書こうと思っていました。あらすじ:生きる意味を求めて宇宙を放浪する宇宙人。地球にたどり着くーー


宇宙人に出会った3日後。
姉に男の子が産まれた。
自分と宇宙人は姉の病室を訪れた。
赤ん坊は姉の腕の中にいた。
「随分小さいんだね」
宇宙人はしげしげと赤ん坊を覗き込みながら「ようこそ」と言った。
「ようこそ。この世界へ」
「そんなに良い世の中じゃないだろ」
「ああ。宇宙には何もない。でもこの子を見たら不思議と生まれてきてくれてありがとう、そう思えたんだ」


しかし書き上げる事が出来ませんでした。時が過ぎるにつれて書き出した当初の“情熱”や“世間への怒り”、あらゆる“存在の肯定”みたいなものが薄れていったのでした。まあ、つまんなそうですね。。


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