And Teiの「BLACK」
こんにちは!日本茶バリスタの倉橋です。
(日本茶バリスタって何って思った方は下記の記事を見て頂けると嬉しいです)
日本茶は色々あった
「日本茶」と言われてどんなお茶を想像しますか?
煎茶やほうじ茶や抹茶あたりを考えると思います。
僕は日本茶といえば緑色の「緑茶」というイメージでした。
日本茶を色々と飲んでみようと思い様々なお茶を飲んでいく中で日本でも「紅茶」を作っていることを知りました。
紅茶といえばインドなど海外のイメージしかなかったので日本でも作られていることに驚きました。
(僕は海外で作っているお茶が「紅茶」日本で作ってるお茶が「日本茶」と思っていましたw)
そもそも「紅茶」って何だろう。
上記にあるように製造過程により紅茶になることがわかります。
なので、日本でも紅茶を作ることが可能なのです。
でも、なんで作られていたのに知らなかったのでしょうか。
日本の紅茶は明治から輸出されていた!
実は日本の紅茶は明治初期(1870年代)から存在していました。
輸出も盛んに行われ、日本の紅茶は世界に羽ばたいていたのです。
1971年の紅茶輸入自由化により日本の紅茶は衰退しました。
国外の消費がなくなり、国内の生産量も少なくなり日本の紅茶を目にすることも無くなっていきました。
紅茶のお茶って何だろう
お米に「秋田こまち」「ゆめぴりか」などの品種があるように日本茶にもあります。代表的な「やぶきた」という品種は日本全国の栽培面積の約7割を占めるていて、主に煎茶などを作っています。
日本の紅茶を作るのに適している品種もあります。
それが「べにふうき」です。
緑茶にするととっても渋くて飲みづらいです。(僕も初めて飲んだ時はびっくりしましたw)
しっかりと香りやボディ感の強い紅茶を作ることができます。
日本茶の紅茶作りは日々進化しておりべにふうき以外にも「さやまかおり」「いずみ」「つゆひかり」など緑茶の品種でも作られています。
それは、作り手が工夫し日本の紅茶の新たなる可能性を常に模索し発展させているからです。
BLACKについて
And Teiの紅茶「BLACK」はお茶産地としても有名な静岡にあり、島田市の牧之原台地の北端に位置する明治時代からある茶園で作られています。
朝夕の気温の差が激しく、雨が降れば深い霧が立ちこみ、香りの良いお茶を作るのに最適な環境で育っています。エコファーマー認定の環境に優しい茶園づくりも行っています。
BLACKは桃のようなフルーティーなフレーバーを感じます。
BLACKは茶葉を揉んだ後(揉捻)2時間発酵を経て乾燥を行います。萎凋させるときにかぜを当てたり、揉む加減を細かく調整したりと作りながら辿り着いたメソッド。有機肥料のみ使用し、発酵茶の場合化学肥料よりも有機肥料のほうが香りや風味が良くなります。農薬は必要最低限使用。伝統的な茶草場農法ですすきや笹を茶園にいれ草抑えや土作り行っています。
手間ひまかけたBLACKは飲んだときに心地よい桃の香りとほんのりと甘さが感じ、心地良く幸せな気持ちにさせてくれます。
ミルクと合わせると「フルーツオレ」を飲んでいるような甘い香りに子供の頃を思い出させてくれます。
紅茶に合わせて濃厚なチョコテリーヌやチーズケーキなどと一緒に合わせるとよりおいしく楽しめます。