∗ 君が笑った 真っ直ぐな視線は わたしをつらぬいて いっぱいにする 長くのびた髪 かけるしぐさも ずいぶん馴れて 真似したくなる どんなに時間がたっても 変わらないでいてくれた 君になんて言えば 伝わるんだろう 大好きだよ からめた指の 震える 熱は 消えない つながっている 見上げた空は 今日も 月が きれいだよ ∗∗ 君の瞳が 哀しく濡れている わたしじゃなければと 何度も思う 抜け出せないのは
スヌーピーが かわいすぎる。 わたしが見ている この世界の片隅にいて、 ときどき、飛び込んできて、 一瞬で さらわれてしまう。 ごきげんな時間で、いっぱいになる。 ちょっとした ご褒美のつもりで、 手にとってみた。 それだけのこと、だったのに。 これが、しあわせというもの、なのかな。 そうして、また、 離れられない、 予感がするの。 幾重にも連なった 白い紙たちの ふんわりを 優しく包んでいる。 ただカラフルの、箱、なのに、ね。
晴れて、気持ちが良かったから、 海沿いラインを走った。 光る景色に奪われながら、 自由に満たされて、 また日常へと、戻る道。 ふいに、 やってきた。 順番なんて、 ないんだなあ。 分かってたつもり、だったけど、 分かっていなかった。 守られている、 今、を。 生きてる、 だけで、 まる、もうけ。 あの笑顔が、 言っている。
肌が乾いていると ストレスになるって 科学で分かっているらしい からだも こころも 潤っていたい そう思ってしまうのは とても自分に優しくて 自然なことだったんだなあ わたしでいるために。 わたしで わたしを 満たしていく には、 の日 に。
きれいな心を 見ると きれいな頃に 戻れた気がする 何ものにも 侵されないくらいに 真っ白で しなやかで 強かった 真っ直ぐな わたしに
走り続けたひと月は、 先が見えぬまま 終わろうとしている。 いつから失くしたのかさえ 分からないままに 。
なんとなく予感がしていた。 その気持ちを消したくて、あえて言ってみたのだ。 そう、軽いノリだった、はずなのに。 10年前に、わたしは地元を飛び出した。 親にも告げずに会社をやめて、退屈な毎日にサヨナラしたのだ。 最低限の着替えと、広い世界への憧れを小さなバッグに詰めて、長いレールの先にある、人が溢れたこの街に来た。まだ22歳だった。 就職してすぐに、付き合い始めたひとは、ひと回り年上の、いつも笑っている人だった。 楽しくて笑っているのか、笑ってしまう癖がある人だったの
あなたの橫を ゆっくりと 歩く スーパーマーケットの中だけの夢を見て 眠ったままの あの日が 動きはじめる 肩越しに見上げた 瞬きにとらわれて わたしのすべては ベールに包まれた このまま秒針が なくなればいいのに
ヒトリのときは ナニカの私になりたくて ナニカになると ヒトリの私になりたくなる ホントの私は とても青い、というのに。
今日は 2.8 の 日。 ちょうど 去年の 今頃に、 たまご みたいな もの があって、 半年 たったら ふくらんで、 かたち になって うまれて きました。 だから、今日は 、 には の日、ということに、 勝手ながらに、してしまいましょう。 これからも、 とても ちいさい けれど、 には の み が、 あなたに、 届きます ように。
はじめまして。 には って、名のります。 2021年、noteをはじめて、 ふと目についた2000字のドラマ企画を見て、 情景が浮かんだので、文字にしました。 このおはなしが、映像になったら、 素敵だなって、思ったから、 初めての、 note創作大賞に、 初めてばかりの、私が、 初めて、参加してみます。 初めてが、繋がっていく、 初めての、夢をみて。
確かめあった、はじまりのあとで、 哀しい現実の文字を報された。 こころの温度が違いすぎて、 どうしていいのか分からなくなって、 目を閉じて、天を仰いだ。 浮かんでくる、その瞬間は、 まるで映画を見ている、みたいだった。 一世紀を、恋に生きた、あの笑顔の。
何度もやり直しになって、 焦る気持ちを隠しながら、 柔らかい胸に顔をうずめたら、 身体を包み込んでいった、 あたたかくて、しあわせなきもち。 なぜか俳優さんと共演していた、 今朝の夢。 起きてからも、 心地よさがずっと残っていて、 まだまだ醒めたくなかった、、 夢の、めもメモ。
29歳と363日。 もうすぐ、私は30歳になる。 これから眠って、朝がきて、昨日買ったパンを食べて、仕事に行く。 いつも通りに、電話をとって、お茶を入れて、パソコンで文字を打つ。 お昼ごはんは、いつものコンビニで、サラダとお肉が入ったお惣菜。貯まっていたポイントで、スイーツも買ってしまおう。 最近でたらしい、低糖質で、季節限定の。 午後は打ち合わせがあって、提出期限ギリギリになった書類を仕上げたら、決裁をもらって、宛先を書いた封筒に入れる頃には、終業の