アイデアが浮かぶ場所〜病院の待合室〜
今日は、普段から主にアイデアを考えることを生業にしているので、いいアイデアが浮かぶ場所について改めて考えてみたい。よく言われるのは、トイレの中、お風呂、ドライブ中など。人にはそれぞれ心地いい空間があり、様々なグッドアイデアが浮かぶ場所がある。ある知り合いはサウナで瞑想中にいいアイデアが浮かび、サウナを出て着替え中にまだ覚えていたらメモ、そうでない場合は、大したアイデアじゃなかったと忘れるようにしているらしい。私の場合、最近はもっぱら病院の待合室である。数年前にかかってしまった病気の影響で、定期的に検診に通っているが、ちょっと弱った人々がそれぞれの病気を抱え座っている光景が、なんとも心地いい。この若者はこんなに若いのになんの病気だ?うん?このおばあさんの車いすを押している若者、孫じゃねぇなぁ。なんか上から目線で、介助する立場を利用して詐欺でもやってるんじゃないか?とか。そんな妄想を膨らませていると、自然に脳が活性化され、アイデアが降りてくる時がある。以前は電車なんかで、前に座った人の人生を勝手に妄想している時に、同じ感覚に似た経験をしたことがあった。なので、血液検査は血管が細いから毎回苦労して痛いし、早く定期的に検診を受けなければならない立場から脱したいのは山々だが、最近では病院に行くのが、書斎に座っているより、ヒットの確率が高く嬉しくもある。思考型で静かなところで集中する方がいい人もいるが、私の場合、人とあっている方がアイデアは浮かぶし、パソコンを広げても複数のお題のホルダーを開き、並行して仕事を進める方がいい。皆さんはどうですか?