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~太陽の通る道は神様の想いが通る道~vol27.秋分の日のレイライン
令和5年の9月23日は秋分の日です。
春分の日は春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)、秋分日に秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)が、先祖を偲ぶ祭事として宮中及び各地の主要な神社で斎行されます。
また春分の日、秋分の日を中日として前後3日間、合わせて7日間ずつが「お彼岸」と呼ばれます。「彼岸」は仏教用語で、煩悩の流れを超えた彼方の岸の涅槃の地、つまり悟りの境地を表します。お彼岸といえばお墓参りと定着しているように、古来より先祖を偲ぶ日でもあります。
春分と秋分の太陽はほとんど同じ軌道を通ります。
なので、一年のうち2度、ある地点から眺める太陽は同じ場所から昇り、同じ場所へと沈んでいくのです。
神聖な場所で眺める太陽。季節の変わり目となる時期に訪れる日はやはり神聖な日だったことでしょう。
今回のレイラインはまず三輪山や大和三山など大和の地の神奈備に注目しました。
日の出は伊豆の利島の阿豆佐和気命神社本宮から、伊勢の神島、二見興玉神社、外宮を通り、元伊勢の磯神社、飯野高宮神山神社、御杖神社などを通り、日の入りでは大和のいくつかの古墳、瀬戸内海の小豆島などを通り、和多都美神社に至ります。
もう一つは熱田神宮をはじめとする尾張地方の主な神社のレイラインです。
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