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時事から読み取る R061227 ファクトチェックをAIで行う。

メディアによってニュースが流布されている。
客観的な事実を伝えることが報道の本質であり役割である。

客観的な事実をもとに判断するのはニュースを受け取った利用者だ。
しかし、ニュースを伝える側の主観によって取捨選択されている情報は、すでに伝える側の色付けがされている。
これは「要約」という名の報道において認められた行為を悪用して取捨選択により「認知バイアス」の効果を狙ったものであり、
新聞やテレビなどの各メディアは時には事実と錯覚させるようなことをしてまで言葉巧みに、世論誘導をする。
つまりは思考の誘導のための物語を用意しているのだ。

ときには世論誘導のための事実すらも、ないものは作り出せと言わんばかりに作り出してしまう。
また、ときには「インパクトのある情報」を付与することにより、無理やり思考の種を植え付けてしまう
このように、報道において、意図的な印象操作や意識誘導が可能であり、悪用されているのだ。

恣意的な誘導の本質は「嘘をつく」意識と変わらない。大儀と称して、無罪を有罪に導くような悪意なのだ。
商売なら嘘を言ってよい、などという悪しき価値観の風習まで流入しており、ちまたではまかり通っている。
悪意をうまく用いることが正義と言わんばかりに。親しい人、近しい人にもその悪意を向けるのか?
こうして嘘が成り立つ体質の家庭が生まれる。失敗を隠し反省しない。そのため成長するチャンスを失っていく。そのうち過ちを過ちと感じられなくなるようになり、善悪の判別ができないようになる。なので成長することができず、行き詰まることとなる。そして、あがくように、ルールを犯したり、奪ったり、ゴールポストをずらしたり、権威にすがるようになる。

そして、ニュースを受け取った個人においても、伝えられた情報の中から無意識に事実を取捨選択する無意識に先読みして読み飛ばすこともある。自分の理解できることしか事実として受け止められない。もし理解の外にある事実を突きつけられても、自分の物語にあったものの中で解釈しようとしてしまう。

つまり、伝える側は「認知バイアス」効果を狙い誘導し、受け取った側は自分の都合の良い、理解しやすいものを「認知バイアス」という脳の働きによって、信じたいことを信じようとするのだ。

そして、行動の方向性の選択も、価値観も、好き嫌いすらもコントロールしてしまう。

現在、陰謀論とされる情報も、事実と主観が入り混じっている。そしてフェイクニュースもちりばめられている。
ただ、そのなかに真実も紛れていることは、間違いないであろう。
伝えたい内部情報を身元を隠しつつITで拡散していることもあるからだ。
陰謀論と言われていたものが明るみに出て真実であったという例がネットを探せばいくらでもある。事実、陰謀論と言われていたものを明るみにして亡命しているスパイやジャーナリストも存在する。

今はAIの時代。
事実と主観が入り混じった情報とさらにフェイクニュースがちりばめられた情報の中から、AIによってわかりやすくまとめることができないだろうか。

要約はAIの得意とするところであるが、要約は情報を取捨選択する行為なので、事実をそのまま伝えることこそが正しい伝わり方ならば、AIを用いてもバイアスは存在する
そしてAIの構造面においても認知バイアスの元は存在している。
AIのベースとなる学習した情報自体には偏りが存在し、また、学習に対し「いいね・だめ」と返答するのも人だからだ。これがAIの教育であり、AIの性格というかロジック、世論はここで形成される。
画像生成AIが形作るイラストが、人によって「良い・いいね」とされているイラストを学習して構成されているように。その制約から逃れられない。
そういう構造にしないと人が理解できないイラストができるようになり、AIを使う意義がなくなるからだ。
ある意味、AIとは民主主義的なのである。

AIは恣意的に作ることが可能である学習はより多くの善良な人の手によって行われるべきだ。この点を押さえておかないとまた騙される。
そして、AIがインフラとなるならば、ビッグデータAIの学習こそが、これからの人々の思想を決めていくことになる。日常でAIに判断まかせるということは、人の判断力が低下する。日々の営みの中で判断力や直観力や決断力を修練し養う経験が少なくなるからだ。

なので自国で持ち、健全に守っていないと大変なことになる
AIに判断を任せるように習慣になっていたら、いつからか変な回答をするようになった。新しい流行なのかな。親世代は変に感じるが、子世代は変に感じない。そして。。。

ともかく、判断は人で行うことを前提に、AIは補佐的な役割として活用するとして、本題に移ろう。
日々の生活の中でたくさんの情報があふれかえっている。事実と主観の入り混じったニュースや報道やフェイクニュースの中で事実を判別するには多方面の情報をありのまま受け取らねばならない。
しかし、人間にとっては、要約しないと受け取る側は大変だ。日々の生活の限られた機会や時間の中で大量の情報を与えられたら処理しきれない。

そこで、こう考えてみる。
ニュースを入力情報(インプット)として考えたとき、その情報は事実と主張がすでに混ざったものである。
報道の公平性を担保するための工夫として、主張の異なる多方面の情報を分類してそれぞれの主張について、事実を集約したものと比較検証してみたらどうだろうか?
つまり、AIにファクトチェックしてもらうのである。
論理的矛盾を発見したら、抜き出してもらい、一覧にまとめてもらう。
出力情報(アウトプット)は以下のようになる。
・事実の集約したもの。(世界各国の情報、日本の報道の情報、その両方あわせたもの)
・ソースリンク
・主張の分類と、要約。
・主張の矛盾点の抜き出し一覧。
・関連する情報リンク。

個々の人はそれらのファクトチェックを通して情報を判断する。

ちなみにGensparkというAI検索サイトではファクトチェックを実装しています。実際使ってみましたが機能面は、かなり便利です。
でも、重要な情報ではお勧めしません。

https://www.genspark.ai/

Gensparkは、Baidu(百度)の元幹部であるエリック・ジン氏が設立したAI検索スタートアップ企業です。 本社はカリフォルニア州パロアルトにあります。

このChatGPTの解任劇の登場人物を見る限り、マスク氏とサツキーバー氏に薦めたいと思いました。

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