催花雨

20歳性別不明。身体は男。精神的に不安定。抽象的な言葉の定義について考えたり社会の問題…

催花雨

20歳性別不明。身体は男。精神的に不安定。抽象的な言葉の定義について考えたり社会の問題について考えるのが好き。創作もするかもしれない。

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最近の記事

図太さと繊細さ

最近図太くはなったなと思うが、繊細さを失っている気がする。 当然のことなのだが、個人的には繊細さは感受性と相関があると考える。 つまり図太くなっているが、感受性が低下している。 自分はどちらかといえば論理より共感型の思考なので、共感性に必要な感受性が鈍ることで脳内の歯車がかみ合わなくなっている感じがする。 図太さは重要だ。 これから男として生きていく上では繊細なんて言ってはいられない。 でも、繊細さも大事にしたい。 繊細さ、感受性があることで人を傷つけないことができる。

    • 幸福という概念に魘される

      幸福になりたい。幸せになりたい。そう思って努力をしている。 幸福とは何なのだろうか。 このように定義されているが、抽象的概念に名前を付けることに意味があるのだろうか。 きっと自らを幸福という状態にあると考えている人は幸福の意味なんて調べないし些事だと考えるだろう。 抽象的概念は、自らをそうだと認めることでしかそうなれない。その定義も抽象的なため、結局は自分を認めるとかそういう話になるんだろう。 最近は毎日頑張っている。 本当は昔先輩に言われた言葉で 「毎日頑張っちゃ

      • きっと喫煙なんて絶対悪だと思い続けられる人間が社会では勝者たるのだろう

         煙草を本格的に吸い始めて半年ほど経った。  小学生の頃は煙草なんて馬鹿が吸う、トイレで隠れて吸う同級生を見下していたことを覚えている。薬物乱用防止教室で真っ黒な水を渡されて、こんなものが肺に入って不健康でがんになって死ぬといわれて誰が吸うんだろうなって思ったことも覚えている。  どうして煙草を吸い始めたのかという話をしたいと思う。  もともと煙草には憧れがあった。健康被害がないならやってみたいと思う程度には。かっこいいから。それは誰しもが答える台詞で、本質はそうなのだが

        • 好奇心は猫を殺す

          最近考えていることシリーズです。 猫(のアイコンの雨催い)を殺すってね。 このご時世で久々に連絡とってない人とzoom飲み会とかすることが増えて近況報告とかも頻繁にするのですが、大学に来てか…いや正直高校生の時から人生大変そうだねってよく言われるのはどうしてだろうって考えていたらやっぱり情報を得た時のアドレナリン渇望みたいなものがあって、多すぎる情報が身を滅ぼしてる感じがしたので書き記しておきます。 そもそも自分、好奇心がかなり旺盛です。ミーハーともよく言われます。昔から

        図太さと繊細さ

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        • 雑記
          12本
        • 書評
          2本
        • 創作
          1本

        記事

          感情と理性

           もういい歳だというのに、感情に飲み込まれる時がある。    感情的になれば冷静さを失って判断を誤ってしまったり、ミスを犯してしまうと思っていて、あまり感情的になることがないように生活しているのだが、どうしても許せないことというものが自分の中に存在しているのもまた事実である。  許せないことというのは、何が正義で何が悪であるということに密接に関係していそうだが、そもそも正義に拘るつもりはなくて、ただ単に許せない、気に入らないから地獄に落としたいという感情である。そんなの田舎

          感情と理性

          自分の歪さを実感する

           色々忙しくて思索にふけっている余裕もないので適宜整頓して吐き出しておく。  知り合いから創作ネタで展開が詰まっているからと話を聞いていたのだが、話の基本筋が歳の差カップルでこのままいったらJKは茨の道を歩むとわかっているおじさんはどうする?みたいな話を男性目線で意見が欲しいと言われ、自分ならどうするかと考えた時にあまり悩むことなく相手の幸せのために自分は生き地獄になってもいいと言った。しかしそれと同時に自分が歪であることも感じていた。  以前書いたように自分はアダルトチ

          自分の歪さを実感する

          存在を知るために不在に苦しむ/縋るものは多い方がいい

          本日は思考を書き留めておこうと思う。  タイトルの通り幻肢痛、存在していたものがなくなったが存在していた事実があるために痛みを感じてしまう。  昔読んだ本に三秋縋の「君の話」というものがあり、作中で記憶をナノマシンによって操作し、存在しなかった記憶というものを脳内に植え込み(これを義憶という)、自分の中で愉しむというものが存在している(もちろん記憶を消すナノマシンも存在している)。作中で主人公は15歳までの記憶を消すために頼んだナノマシンが企業のミスにより、記憶を植え付ける

          存在を知るために不在に苦しむ/縋るものは多い方がいい

          背筋を伸ばせ

          このご時世家以外で勉強が出来ない人間が無能と化す日々ですが、院試に向けてとにかく机と向き合わねばならないので毎日カフェにいます。徒歩五分にカフェがあって良かった。そんな勉強をしている中小中腐れ縁だった奴に言われていた言葉を思い出した。 姿勢よくいろ、背筋を伸ばせ。 昔から猫背だったけれども彼女のおかげで小中多少は姿勢が良かったと思う。猫背は結局姿勢の関係上視線が下に行きがちで血行云々もあるようだが、結局自己肯定感とも多少関係があるように感じる。最近読んだブス界へようこそと

          背筋を伸ばせ

          3週間くらい部屋が汚い。 ゴミから饐えた匂いが漂っている。 長続きする雨が私をどうにかしてしまう。 どうしたら、自分を大事にできるだろう。 命を削る煙にしか縋れない人生は最後までそうなんだろうな

          3週間くらい部屋が汚い。 ゴミから饐えた匂いが漂っている。 長続きする雨が私をどうにかしてしまう。 どうしたら、自分を大事にできるだろう。 命を削る煙にしか縋れない人生は最後までそうなんだろうな

          メンヘラ製造機と呼ばれたよ

           あなたの人間関係構築はメンヘラ製造機だねと1,2年前に言われた。 言われた当時はいまいちよくわかっていなかったが今となればよくわかる。 友人関係の構築に際し、嫌われないことに重きを置いてきた。その際に、嫌われないためには相手のことを理解する必要がある、相手とたくさんの情報を交換しておくと地雷を踏まない、そんなことをなんとなく思っていたのでそうやってきたのだが、あまり正常な友情と言えないような気が最近している。要はメンヘラみたいな友情関係になりがちという話。普通の人はもう少

          メンヘラ製造機と呼ばれたよ

          医者に痩せろと言われた話

           太りやすい体質だったのだが、太っていることによる優しいとか緩い雰囲気で口の悪さとかを誤魔化すためにデブキャラとして6~7年やってきた。 実際のところ覚えやすい顔と親しみやすさを手にしていたのだが、とうとう先日医者から痩せろと言われた。  どうして医者に行くことになったのかというと、大学に通うようになってから年々気象病及び不安症のようなものがひどくなっており、仲のいい友人にいい加減病院に行きなさいと言われた。タブレット感覚で頭痛薬を飲む生活にも嫌気がさしていたのでこのご時世

          医者に痩せろと言われた話

          死してなお、爪痕を残すということ

          このタイトルを読んで誰を思い浮かべただろうか。 ニルヴァーナのカート・コバーン、ビートルズのジョン・レノン、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのジミ・ヘンドリックス。彼らは27クラブというミュージシャンは27歳で死ぬという通説のもとになった人物である。 日本においては私が知っているのはフジファブリックの志村正彦、ボカロPの椎名もた/ぽわぽわP、ヒトリエのwowaka。 彼らは素晴らしいアーティストだった。個人的に言えることは、椎名もたの絶望感をPOPに歌う才能は目

          死してなお、爪痕を残すということ

          アダルトチルドレン、子供のような大人?

           今年の初め、自分のことを知り合いの人に話を聞いてもらって他者による私の分析を行ってもらいました。自分の心の奥深くのことを話して真摯に聞いてくれる人は少なくて、そして相談に乗っていただいた方には感謝しています。  そこで私は、確固たる自己というものが存在していないという指摘を受けました。確かにその通りだと思いました。未だに人生でやりたいこともうまく決まっていなくて、実家にいるときはとにかく善であるということに固執して生きていたような人間でした。その指摘を受けて、どうやって今

          アダルトチルドレン、子供のような大人?

          憂 & 愛

          深い深い、眠りについていた。 夢が泡沫のように儚いものだとはわかっていた。 でも、永遠に続けばいいと願わずにはいられなかった。 現実とは辛く厳しいものだから。  今日も目が覚める。今日は朝から片頭痛がしている。外は雨だった。ここ最近は天気に関わらず頭痛薬を常服していた。  深い、深い絶望がどこかから迫ってきている脅迫感に苛まれつつも学校へ行く支度をする。音楽があることでどこか和らぐような気がして、気怠い朝は音楽をかけるのが日課になっていた。  いつからだろう。日常生活を送る

          自己犠牲をする人は、きっとそれが損なこと、エゴイズムだなんてことは誰よりもよく知っている。

           こんにちは。メンヘラ製造機こと雨催いです。 今日は何の価値もないような自己犠牲をする人の心理とその内情について話をしたいと思います。あなたの周りにも、必ずいます。自己犠牲を勝手にして、勝手に私生活をぼろぼろにして、勝手に苦しんでいる人が。自己犠牲、とはいっても大層なことではないんです。誰かを頼ることができない不器用さを持っていたり、他人に迷惑をかけることを恐れていたり、そんな歪さを抱えているといった方が幾許も伝わりやすいのではないでしょうか。このような意味を込めての自己犠牲

          自己犠牲をする人は、きっとそれが損なこと、エゴイズムだなんてことは誰よりもよく知っている。

          書評:やがて海へと届く/彩瀬まる

          あらすじ すみれが消息を絶ったあの日から三年。真奈の働くホテルのダイニングバーに現れた、親友のかつての恋人、遠野敦。彼はすみれと住んでいた部屋を引き払い、彼女の荷物を処分しようと思う、と言い出す。親友を亡き人として扱う遠野を許せず反発する真奈は、どれだけ時が経っても自分だけは暗い死の淵を彷徨う彼女と繋がっていたいと、悼み悲しみ続けるが――。【死者の不在を祈るように埋めていく、喪失と再生の物語】  すみれが消息を絶ったあの日、というのは東日本大震災の日のこと。 真奈はず

          書評:やがて海へと届く/彩瀬まる