見出し画像

2023年6月23日 非鉄金属相場改定情報

本日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。

電気銅          1280円/kg    (+10円) 6/23

電気亜鉛          391円/kg    (-15円) 6/21

N社ダライ粉     881円/kg     (±0円)  6/23

 

海外市況(6/22)

外国為替レートUSD/JPN TTS  142.97円/ドル

LME銅、現物 8670.5ドル/t  +180.5ドル/t

       先物 8651.5ドル/t +80.5ドル/t

銅在庫  80400トン  -4325トン前日比

NY銅、先物     388.85セント/t  -2.25セント

LME銅建値計算トン   128.1万円(現物)

NY銅相場建値計算トン126.5万円(先物)

 

<為替>

ドル・円は一時143円23銭、FRBによる年内2回の追加利上げを織り込む 22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、141円80銭へ弱含んだのち143円23銭まで上昇し、143円13銭で引けた。
米先週分新規失業保険申請件数が予想を上回ったため追加利上げ観測が緩和し金利低下に伴いドル売りが優勢となった。
その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が2日目となる上院銀行委での証言で年内2回の追加利上げが適切となると繰り返したため追加利上げを織り込み金利が上昇に転じドル買いが加速した。

 

<株式>

米国株式市場はまちまち、ハイテクの押し目買いが下支え ダウ平均は4.81ドル安の33,946.71ドル、ナスダックは128.41ポイント高の13,630.61で取引を終了した。
連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が2日目の議会証言で年内2回の追加利上げが適切になる可能性を繰り返し、寄り付き後は下落。
一方、根強い人工知能(AI)技術革新への期待感からハイテクの押し目買いが強まり、ナスダック総合指数は終日堅調に推移、終盤にかけて上げ幅を拡大した。
ダウ平均もハイテク株高に支えられて下げ幅を縮小し、まちまちで終了。
セクター別では小売りや自動車・自動車部品が上昇した一方で、銀行が下落。

 

<米原油先物>

反落で69.51ドル、一時69ドルを下回る NY原油先物8月限は反落。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比-3.02ドルの69.51ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは68.93ドル-72.65ドル。
ロンドン市場の序盤に72.65ドルまで買われたが、英国の追加利上げを受けて買いは縮小。
供給超過の思惑は後退しているものの、主要中央銀行による金融引き締め策は原油需要の減少を招く要因となることから、米国市場で節目の70ドルを下回った。
米長期金利の上昇も嫌気され、一時68.93ドルまで下落。
通常取引終了後の時間外取引では69ドル台で推移した。

 

<NY金先物>

続落で1923.70ドル、英国とスイスの追加利上げを意識した売りが入る NY金先物8月限は続落。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、前営業日比-21.20ドルの1923.70ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは1922.60ドル-1945.10ドル。
アジア市場で1945.10ドルまで買われたが、英国、スイスの中央銀行の追加利上げを意識した売りが強まり、米国市場の中盤にかけて1922.60ドルまで下落。
その後、1927ドル台に戻したが、米長期金利の上昇を意識して伸び悩み、通常取引終了後の時間外取引では主に1925ドルを挟んだ水準で推移。

 

<所感>

NY電気銅先物は昨日夕方から一気に395¢まで上がり、日にちが変わるころには388¢まで下落しておりました。

LME電気銅先物も8700ドルをタッチして8550ドル付近まで下落しました。

しかし、ドル円は一時円高に振れそうな雰囲気もありましたが、FRBの追加利上げ発言により、ドル買いが進み円安に振れました。

結果、為替による国内電気銅建値の改定になりました。

ただ、ダライ粉価格は、先日改定した亜鉛相場を加味してプラマイゼロの据え置きとなりました。

中国の景気刺激策については様子見といったところがありますが、堅調に増加していった銅在庫が減ってきております。

もしかすると、来週もうひと段階上げる相場になる可能性も考えられますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?