2023年6月14日 非鉄相場改定情報
本日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。
電気銅 1240円/kg (+30円) 6/14
電気亜鉛 394円/kg (+18円) 6/9
N社ダライ粉 858円/kg (+25円) 6/14
海外市況(6/13)
外国為替レートUSD/JPN TTS 140.7円/ドル
LME銅、現物 8421.5ドル/t +134.5ドル/t
先物 8432.5ドル/t +122ドル/t
銅在庫 89300トン -6100トン前日比
NY銅、先物 382.85セント/t +7.8セント
LME銅建値計算トン 122.7万円(現物)
NY銅相場建値計算トン122.7万円(先物)
<為替>
利上げサイクル継続観測でドルは底堅く推移 13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円01銭へ下落後、140円31銭まで上昇し、140円24銭で引けた。
米5月消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化を受けて6月連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ休止の思惑が強まり金利低下に伴いドル売り優勢となった。
しかし、コア指数の鈍化ペースが想定程進まず利上げサイクルは継続するとの見方に金利が上昇に転じドル買いが再開した。
<株式>
米国株式市場は続伸、CPI改善で6月利上げ休止観測強まる ダウ平均は145.79ドル高の34,212.12ドル、ナスダックは111.40ポイント高の13,573.32で取引を終了した。
5月消費者物価指数(CPI)の改善で6月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ休止期待が一段と強まり、買いが先行。
中国が景気刺激策を検討しているとの報道も投資家心理を上向かせ、主要株価指数は終日堅調に推移した。
セクター別では自動車・自動車部品や素材が上昇した一方で、電気通信サービスが小幅下落した。
<米原油先物>
反発で69.42ドル、株高を期待した買いが入る NY原油先物7月限は反発。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+2.30ドルの69.42ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは67.15ドル-69.83ドル。
アジア市場の序盤に67.15ドルまで売られたが、株高を意識した買いが入ったことでじり高となり、米国市場の中盤にかけて69.83ドルまで一段安となった。
その後は、米長期金利の上昇を意識して上げ渋ったが、需給緩和の思惑はやや後退し、通常取引終了後の時間外取引では69ドル台を維持した。
<NY金先物>
弱含みで1958.60ドル、株高や米長期金利の上昇を意識した売りが入る NY金先物8月限は弱含み。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、前営業日比-11.10ドルの1958.60ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは1953.00ドル-1985.90ドル。
米国市場の序盤にかけて1985.90ドルまで買われたが、米長期金利の上昇や株高を受けて反落。
通常取引終了後の時間外取引で1953.00ドルまで値を下げた。
<所感>
本日の改定ですが、米国の経済指標であるCPI(米消費者物価指数)の伸びが鈍化した結果、次回14日開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを一時停止するとの見方が強まりました。
株式市場も買いが強まり、さらに中国の景気刺激策を受け投資家心理が向上しました。特に、自動車や自動車部品、そして素材が上昇しました。
原油も同様に反発し、金は売りが入りました。
現在LME銅建値も8400ドルとなっており、米国のリセッションの懸念から解放された強い相場状況になったことを反映した結果、本日の価格改定だと思います。
私の計算では20円程の上げでしたが、30円UPは想定外でしたので、この先に良い材料をJXが持っているのではと想定しております。
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