2023年8月16日 非鉄金属相場改定情報
8/16日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。
電気銅 1250円/kg (-10円) 8/16
電気亜鉛 418円/kg (+3円) 8/10
N社ダライ粉 874円/kg (-5円) 8/16
海外市況(8/16)
外国為替レートUSD/JPN TTS 146.72円/ドル
LME銅、現物 8132ドル/t +5.5ドル/t
先物 8207ドル/t +2.5ドル/t
銅在庫 90875 +725前日比
NY銅、先物 365.15セント/t -1セント
LME銅建値計算トン 123.5現物)
NY銅相場建値計算トン122.1先物)
<為替>
米追加利上げ観測強まりドルは一段高 16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、145円65銭から146円41銭まで上昇し、146円33銭で引けた。
米7月住宅着工件数が予想以上に増加したほか、米7月鉱工業生産も予想を上回ったため金利が上昇しドル買いが優勢となった。
さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)(7月25-26日会合分)で追加引き締めの可能性が指摘されたためドル買いが一段と加速。
<株式>
米国株式市場は続落、追加利上げを警戒 ダウ平均は180.65ドル安の34,765.74ドル、ナスダックは156.42ポイント安の13,474.63で取引を終了した。
中国経済の減速や同国の株式相場の下落を警戒した売りが先行し、下落スタート。
主要小売り企業の好決算を材料に一時プラス圏を回復するも、予想を上回った住宅着工件数や鉱工業生産を受けて金利が上昇すると再び売られた。
また、公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月開催分)でインフレリスクに伴う追加金融引き締めの必要性が示唆されると金利高を警戒した売りが強まった。
セクター別では保険が上昇、自動車・自動車部品が大きく下落。
<米原油先物>
続落で79.38ドル、節目の80ドルを下回る NY原油先物9月限は続落。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-1.61ドルの79.38ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは79.05ドル-81.43ドル。
米国市場の序盤にかけて81.43ドルまで買われたが、株安やドル高を嫌気した売りが強まり、通常取引終了後の時間外取引で一時79.05ドルまで反落した。
<NY金先物>
小幅続落で1928.30ドル、米長期金利上昇やドル高を意識した売りが入る NY金先物12月限は小幅続落。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比-6.90ドルの1928.30ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは1922.00ドル-1938.20ドル。
ロンドン市場の序盤にかけて1938.20ドルまで買われたが、米国市場では米長期金利の上昇やドル高進行を意識した売りが強まる展開となった。
通常取引終了後の時間外取引で1922.00ドルまで下げ幅を拡大。
<所感>
お盆明けの相場は国内電気銅相場としてはマイナス10円/kgですみましたが、海外LME電気銅相場は先週と比べ300ドル安となりました。
為替が円安に動いている為、国内電気銅相場はこれですみましたが、1週間前の為替換算だと1200円/kgを切っておりました。
海外相場下落の要因としては中国経済の減速(不動産危機の長期化、デフレ圧力、小売売上高と鉱工業生産の伸びの鈍化)によるものでしょう。
中国政府は、財政刺激策を進める発表はありますが、詳細は明らかにしていません。
さて、銅の最大消費国である中国の動向が大きく影響しはじめてきました。
来週もう一段階さがる気配がありますね。
そして、このまま進むと、8月末には8000ドルを大きく下回る相場になる可能性が出てきたと思います。
個人的に8月8日に予想したお盆明けの弱気相場は珍しく正解でしたが、為替が円安になり、LME電気銅相場が8200ドルを切ってくるとは想像しておりませんでした。
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