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2023年11月1日 電気銅相場改定情報

本日、電気銅・電気亜鉛・ダライ粉価格が改定されました。

電気銅          1270円/kg    (+20円) 11/1

電気亜鉛          424円/kg    ( -3円)  11/1

N社ダライ粉     890円/kg     (+11円)  11/1

 

海外市況(10/31)

外国為替レート USD/JPN TTS  150.51円/ドル

LME銅   現物 8038ドル/t  -78ドル/t

       先物 8089ドル/t  -47ドル/t

銅在庫  176475mt  -1925mt/前日比

NY銅、先物  364.15セント/LB  -0.8セント/LB

LME銅建値計算トン  125.2万円/t現物

NY銅相場建値計算トン124.8万円/t先物

 

<為替>

日米金利差拡大観測が再燃、対ドルで約1年ぶりの円安 10月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、150円60銭から151円71銭まで上昇し、151円67銭で引けた。
7-9月期雇用コスト指数の伸びが予想外に4-6月期から拡大、さらに、8月住宅価格指数や10月消費者信頼感指数も予想を上回ったため金利先高観を受けたドル買いが強まった。
また、日銀は金融政策決定会合で長短金利操作の再修正を決定し、正常化に向けて進展したものの、依然景気を重点においたハト派的な修正との見方に日米金利差拡大観測に伴う円売りが加速。

 

<株式>

NYダウは123ドル高、FOMC利上げ見送り織り込む 米国株式市場は続伸。
ダウ平均は123.91ドル高の33,052.87ドル、ナスダックは61.75ポイント高の12,851.24で取引を終了した。
7-9月期雇用コスト指数の伸びが予想外に拡大し、高インフレの長期化を警戒し、寄り付き後、下落。
しかし、連邦準備制度理事会(FRB)が今回の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの見解が変わらず、また、値ごろ感の買いや月末の買戻しで、上昇に転じた。
長期債利回りも伸び悩んだため、ハイテクも買い戻され終盤にかけて、上げ幅を拡大し、終了。
セクター別では、自動車・自動車部品、不動産の上昇が目立った。

 

<米原油先物>

続落で81.02ドル、時間外取引で一時81ドルを下回る NY原油先物12月限は続落。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-1.29ドルの81.02ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは80.74ドル-83.37ドル。
米国市場の前半にかけて83.37ドルまで買われたが、ドル高を意識した売りが強まり、通常取引終了後の時間外取引で一時80.74ドルまで下げている。

 

<NY金先物>

反落で1994.30ドル、ドル高を嫌気 NY金先物12月限は反落。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比-11.30ドルの1994.30ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは1987.40-2017.70ドル。
アジア市場で一時2000ドルを下回ったが、米国市場の前半にかけて2017.70ドルまで買われた。
しかしながら、主要通貨に対するドル買いが強まり、通常取引終了後の時間外取引で1987.40ドルまで下げている。

 

<所感>

為替脳状況として、日銀の長短金利操作を景気優先という見方(ハト派的な修正感)が強く、米国との金利差拡大観測となっております。

ドル・円は円安に進みここ1990年以来の円安となっております。

米株市場は、この所下落基調でありましたが、下がりすぎた感もあり、買いが上回っております。

原油も金もドル高を嫌気し下落。

LME電気銅相場については、7900ドル~8000ドルレンジで推移しておりましが、先週末から8000ドルを超え回復基調です。

銅在庫もピークから7%ほどの減少しており、中国経済の回復傾向もい大きく寄与しているようです。

本日の改定は、為替による円安と銅需要の回復による相場上昇による改定だと判断いたします。

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