2023年9月20日 非鉄金属相場改定情報
本日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。
電気銅 1270円/kg (-20円) 9/20
電気亜鉛 430円/kg (+15円) 9/14
N社ダライ粉 892円/kg (-12円) 9/20
海外市況(9/19)
外国為替レートUSD/JPN TTS 148.73円/ドル
LME銅 現物 8233.5ドル/t -86.5ドル/t
先物 8303.0ドル/t -55.5ドル/t
銅在庫 149600mt 2025mt/前日比
NY銅、先物 371.4セント/t -2.75セント
LME銅建値計算トン 126.7万円現物
NY銅相場建値計算トン125.7万円先物
<為替>
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円62銭まで下落後、147円92銭まで上昇し、147円84銭で引けた。
原油高や連邦公開市場委員会(FOMC)を控え金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。
<株式>
NYダウは106ドル安、金利高を警戒 米国株式市場は反落。
ダウ平均は106.57ドル安の34,517.73ドル、ナスダックは32.05ポイント安の13,678.19で取引を終了した。
NY原油先物価格が続伸し年初来高値を更新したためインフレ再加速懸念が強まり、寄り付き後、下落。
その後も、長期金利の上昇も嫌気され売りに拍車がかかり続落した。
連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちで引き続き警戒感がくすぶり終日軟調に推移し終了。
セクター別では保険やテクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、小売りや半導体・同製造装置が下落した。
<米原油先物>
伸び悩みで90.48ドル、時間外取引で90ドル台前半まで値を下げる NY原油先物11月限は伸び悩み。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-0.10ドルの90.48ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは90.31ドル-92.43ドル。
米国市場の前半にかけて92.43ドルまで一段高となったが、利益確定を狙った売りが増えたことによって反落。
需給ひっ迫の思惑は残されているものの、通常取引終了後の時間外取引で90.31ドルまで値を下げた。
<NY金先物>
上げ渋りで1953.70ドル、米長期金利の上昇を意識 NY金先物12月限は上げ渋り。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比+0.30ドルの1953.70ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは1950.90ドル-1958.90ドル。
米国市場の序盤にかけて1958.90ドルまで買われたが、米長期金利の上昇を意識した安全逃避的なドル買いが観測されており、1950.90ドルまで反落。
通常取引終了後の時間外取引では主に1953ドルを挟んだ水準で推移した。
<所感>
9/19入電のLME電気銅相場は前回の改定時に比べ約100ドル下落しております。
主な要因は中国の経済安定化の兆しから一転し不動産セクターの不振が深刻化したことを示す指標があります。
また、LME銅在庫が7月中旬から比べ170%近く上昇しています。
ただ、世界在庫は28万トンあり、世界の年間需要からみたら4日分もないため在庫水準としては決して多くはないようです。
中長期的に見ると銅の需要は確実に増えていきますが、短期的に見て投機が入っていると思われます。
米国経済においては、米長期金利の上昇を意識した動きとなっておりますが、20日の発表では据え置きが有力だそうです。
現在は為替の影響で国内電気銅相場高となっておりますが、2年前の相場1ドル110円前後であれば950円/kgを下回っております。
国内の高値は円高への移行が必須ですね。
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