【小説】一人旅で泊まった旅館の温泉で背中流しサービスを受ける話①
「ふぅ〜、長旅で疲れたな、」
そう独り言を呟いて畳の床に寝転がる。
1人用の部屋にしては大きめで豪勢なところだ。
電車や長い徒歩、バスなども使ってやっと辿り着いた場所だが、部屋の良さや料理の評判が良く、その割に安い旅館を見つけられた。
しかもここの目玉は温泉だ。それも大きな大浴場があるのではなく、部屋ごとに露天風呂がついている。大きな風呂に1人で静かに浸かれることや温泉の湯の効果が効くことなどなど。挙げ出すとキリがないくらいいいところで、よく予約が取れたものだと自分の運の良さ