ウクライナに平和あれ。
note への書き込み、久しぶりです。
昨年は初めて植えたオクラが失敗し、得体の知れない外国人からのFX詐欺に遭い、極め付けに僕の不注意でバイクと接触事故を起こしてしまい全治一ヶ月の怪我をさせてしまったことで裁判所の略式命令(罰金刑)を喰らうわで、散々な年になりました。
財政的に被ったダメージはもとより、それらによる心労によって元来のうつ病がひどくなったことが堪えました。幸い、オクラの失敗については原因が分かったので今年の育て方の方向がだいぶ掴めています。FX詐欺についてはそれ専門の弁護士さんにお願いして返金交渉をお願いしており、時折進捗状況を聞きながら事を進めています。またバイクを運転されてた方、お見舞いに行くたびに「病まないでくださいね。ほら、こんなに回復してるんですよ!」と逆に励ましてくれ、僕の件を検察庁に送る文書を書く警察官からの事情聴取にも「hiroさんへの処罰は望んでおりません」と言ってくれたおかげで、警察官や検察官でさえ「貴方への罰金額は最低額に近いものになるでしょう」と言ってくれたりで、不幸が続く中にもホッとするものがありで、なんとかやり過ごせました。
経済的なものについても、「まぁ、そんなもん、もっと早く相談してくれたらよかったのに。困った時はお互い様よ。これから困ったことがあったら、いつでも相談してよ」と言ってくれた親族がいて、一生の恩を感じる思いがしております。
本題からそれましたが、今年こそはいい年にしよう!と思い、はや2ヶ月あまり。今、数千キロ離れたウクライナが大変なことになっています。テレビやネットを見ると、大国の虚偽・欺瞞と人の命や生活をなんとも思わない権力者の行状がこれでもかと連日報道されています。見ていて人間不信すら感じる思いがしております。
もとより、専門的知識がない国防上の問題といった大きな問題を、四国で隅っこ住まいをする僕が論じるような大それたことをする能力も知識もありません。ただ、我々の現実生活への影響が懸念されます。ニュースを見ると、早くも小麦・石油価格などの高騰が話題になり、日本のGDPの0.2%に当たる1兆5,000億円の損失が日本経済に加わるだろうという分析がなされています。小麦粉を使う子どもが食べるお菓子類、うどん・ラーメンなどの日常的に食べるもの、春まだ浅いこの時期に不可欠な灯油、運輸関係に不可欠なガソリン・軽油、原油関係の商品全般などなど、その影響は計り知れないものが想像されます。
そして何より心痛むのが、ウクライナの人たちが被る恐怖と欠乏、自由や財産への計り知れない被害です。また、自国の評判が地に堕ちることで在日ロシア人へのヘイトが起こっているとも報じられています。昔、学校で習った「礼記」の「苛政は虎よりも猛なり」そのものの状況に、遠く四国の田舎から心を痛めております。
私の願いはただ一つ、「ウクライナに平和あれ」です。百万言を費やしても、どんな論理をもってしても正当化できないかの国への某国の侵略を悪と言わずして何を悪というのかという思いを禁じえません。
保守・革新・中道、いずれの為政者であれ、実現すべきは一般大衆が安んじて生活できる環境を整えることです。それができない為政者には、その座を退いていただかなくてはなりません。
確かに、いわゆる国全体が食うや食わずの世の中であれば、それを実現するために強権発動もありうるでしょう。しかし平穏に生活している人たちを攻撃することで何が生まれるのでしょうか。
僕なりにいろんな知識はあるつもりですが、複雑な問題を考えるときにはいつも、無学な庶民の目線、もっと言えば小学校低学年の子どもが抱く疑問の中に真実があると、この歳になって考えるようになりました。いわゆる「専門家」と呼ばれる人たちは「現実はそうは行かんのだ」と仰います。ご高説はもっともですが、結局、それらのこねくり回して得られる論理的帰結の行き着く先は庶民・小学生の発するごくごく単純かつ直截的なな問いへの答えに収斂されるように考えます。
ここからは私の空想ですが、「子どもの国連」を作るべきだとふと考えることがあります。親の借金の為になぜ子どもが売買されなくてはいけないのか、世界には持ってる札束を積み上げると富士山より高いお金を持つ人がいる一方で、なぜ朝から晩まで働いてその一枚をも得ることができない人が数億人規模でいるのか、先進国で生まれた子どもなら注射一本で治る病気のために途上国の子どもは死ななくてはいけないのかなどなど。これらを全て議題にあげ、石を投げたら当たるくらい世界にはたくさん存在する博士号を持つ学者たち、踏ん反り返る為政者連中が耳を傾け真剣に直面する場がなにぶん必要と、単純に考えます。
そこでの話は、専門家同士で話すのよりはるかに難しいはずです。容赦のない問いを子供達や無学な庶民は発するだろうし、それに対し納得のいく答えを出せる有識者・為政者は何人いるか。けだし見ものです。
「現実は単純じゃないんだよ」としたり顔で解く人たちの「無学」を笑う無学の庶民や子供達が力を持てば、世界は少しは良くなるのでは。そんなことを考える昨今です。