地の楽園 − ちょっと寒い夜に。

皆さんの地域はどんなお天気でしょうか。ここ高知県西部の田舎は、昨晩からの雨も上がり曇りがちながらも北西の風が吹くこの季節ならではの雰囲気になりました。

 実はもともと、僕にとって秋が一番大好きな季節なんです。天高く湿気もない、大陸のような気候のなかを紅葉の木漏れ日を浴びながら歩くのは、なんとも心が落ち着きます。

 が、今年はなぜかどんどん短くなる陽が心身にしみる気がして、物悲しさを覚えました。生まれてこのかた、こんなことは初めてです。よく、北国の人が雪の降る時期になると迫り来る雪を思ってブルーになるとか、北欧やロシアの人たちが冬季うつになってしまうという話を以前から聞いたことはあります。ただ、晴れ渡る日が続くこっちに住む僕としては、正直あまり実感がありませんでした。今年初めて、彼らの気持ちが分かる気がします。

 昨年の12月、まさにこの時期に愛する人が病に倒れ昏睡状態になったのが大きく影響しているのを感じます。どうにか気分を落ち着かせようと、クリスマスソングを聞いたりしています。それも、あまりテンションの高いアメリカンなやつではなく、僕が大好きな北欧チックなのを聞くようにしています。北欧も人口が少なくまばらな田舎。それだけに同じ田舎人としての琴線に触れる気がします。



寒い夜にふらついていたぼく
君は星を光で灯してくれた
ぼくのことを思ってくれていたことを教えてくれたとき
寂しく空っぽで見捨てられた感じだった

君が温めてくれたとき ぼくは寒さで震えていた
大地がむき出しで寒かったことを君は確かに知っていた
君はぼくを待ち望み 子どもを授けてくれた
揺るぎない道を指し示してくれる子どもを

(コーラス)
地の楽園
大きな楽しみ
ぼくはどこにいても
一人じゃない

地の楽園
大きな慈愛
ぼくはどこにいても
一人じゃない

戦い苦しみ、勝つためのことは全てやった
平和を歌う天使の声を聞き 武器を置いた
クリスマスだと気がつき
どこかにいる君の心の中に平和を見た

(コーラス)

空を見上げるたびに
奇跡の中の奇跡が起こることが分かった
もう警戒することはない 安全だと分かったのだから
星がどこに輝いているのかが分かった

(コーラス)

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