やりたいことに一歩踏み出すための具体的方法
前回、やりたいことの掘り出し方を紹介しました。
今回はやりたいことが分かったが、不安で一歩踏み出せない人を対象に、
不安を乗りこなして一歩踏み出すための具体的ワーク
を紹介します。心理学の知見(認知行動療法)をもとに体系化された方法で、ここでは 目標設定→行動検討→ふりかえり⇒次の目標の検討 の順に行います。
一歩踏み出すための具体的なワーク
以下のワークは、実際に紙などに書き出しながら行って下さい。
目標設定
まずは取りたい行動とそれに伴う不安を整理します。
以下の例を参考に、やりたいことを段階的に達成するとして、行動とそれに伴う不安レベルを記入していってください。例えば「独立して会社を立ち上げる」なら、このように記入していきます。
記入が終わったら、次は実際に取り組む行動を一つ決めます。いきなり不安レベルが100のものから取り組む必要はありません。できると思うところから初めて、徐々にレベルを上げていきます。
行動検討
取り組む行動が決まったら、その行動の検討を行います。これは恐怖の正体を知って、実際に行動に移すための重要なステップです。
例えば、上記の「セミナーに参加する」の場合、
このように記入して、自分の認知のゆがみに気が付き、よりバランスの取れた視点で、不安を感じていてもできそうな行動目標を設定し、実際に行動してみます。この時、いつどこで行動するのかスケジュールに入れておくと良いでしょう。
行動後の振り返りと次の目標設定
実際に行動してみたら、その結果と学んだことを書き出します。また、次に取り組む行動を決めます。
・行動してみて実際に起こったことは?何を学んだ?
・次に挑戦してみたいことは?
以上のような過程を繰り返し行うことで、少しづつ不安耐性が上がって、不安を感じていても行動できるようになっていくはずです。
参考図書:
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