殴り書き

仕事が見つからない。
既卒、未経験の就活はこんなにも絶望的なのかと毎日肩を落とす。
障害者手帳を持っているので、本当は障害者雇用枠で、障害をオープンにした上で雇われたい。
だが障害者雇用枠は、賃貸一人暮らしの障害者のことは想定されていないようだ。
家賃と生活費がギリギリ払えるかどうかの月収しか設定されていない。
単純に働き先が見つからないことへの落胆というより、社会に居場所が見つからないことへの絶望。
プライベートだったら私を大切だと思ってくれている人も少なからずいるのを分かっているが、社会ではどこでも「いらないよ」って言われる。
悔しい。
小さい頃から私は「今たくさん勉強頑張れば、大人になってから選べる道が広がるよ」と言われ、馬鹿正直に馬鹿真面目に、勉強を頑張ってきた。
なのに大人になった今、探しても探しても進める道に出会えない。
もっと頑張らないのが上手だった子たちは大人になり就職したり、家族を持ったり、立派になっている。
汚い感情だと思いつつ正直嫉妬している。

仕事がもうしばらく見つからなかったら、実家に帰らなければならないだろう。
実家に帰ったら仕事をしないで休んでいることもできるだろうが、絶対心が枯れていくことが分かっている。
勇気を出して、実家を離れて好きな場所で生きる選択を自分でしたからこそ、間違いだったね、やっぱ実家にいた方が正解だったよね、って言われるのが死ぬほど耐えられない。
心の解放と週末の楽しみを追いかけて関西に引っ越してきたのに、それを手放すことになったら塞ぎ込むほかないだろう。

仕事が見つかったら、週5日健常者に擬態する日々が始まるだろう。
オープンにしていると必要なお金が稼げないからクローズで就活をしているけど、健常者のふりを続けられる自信はない。
高校ですら行けなくなったんだからまたどこかで折れてしまうんではないかと不安だ。
仕事の生活からドロップアウトしたら、戻って来るのに長い時間が要るか、最悪戻って来られないかもしれない。

私にはバッドエンドしか見えない。
どの道に進むことになっても、しんどさや不安や絶望と隣り合わせである。
何がどう転がったら最悪を回避できるのか、皆目見当がつかない。
買ってない宝くじが当たるくらいしか思いつかない。

自分で選んだから甘んじて受け入れられる、苦い薬を飲んでいくしかない。
明日が終われば今のところ無職なので、一旦就活を続ける。
無理して突き進むとしても、休むとしても、前向きな選択であると思いたい。
健康でより不誠実な人の方が、不健康でより誠実な人より徳を楽をしていて悔しい。
元気じゃない人って忌み嫌われるらしい。
元気じゃない私を受け入れる優しさも、元気じゃない私を嫌がる人の気持ちも、全部私の動力に変えてやる。

真っ暗闇の中でどうにか、最悪とまでは呼べないようなこれからを探して、必死になっている。

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