日記を再びつけるようになった話
最近、毎日寝る前に日記をつけるようにしている。
特にこれといった目的はなく、今日の自分の対話として日記を選んだだけである。日常的に愚痴を言う相手も飲みに行く金もない私にとって、日記というのは唯一自分の思考をありのまま吐き出せる数少ない友達なのだ。ありがとう日記。いつも受け止めてくれてありがとう。今度スパチャ送るね。
友達を増やせばいいんじゃね?と思った方もいるだろう。けどそんなことができてたら私もそんな苦労していない。朝まで友達と肩組みながら酒飲んでるし。ストレス溜めずに白髪ばっかりになってないですし。
……まあそんなことはさておき、このnoteも今日の分の日記を書いた後に書いている。
といっても高級な黒い革カバーに高級なボールペンで綺麗な文字を書くようなそんな上品なものではない。B5のノート1ページに、今日やったことや今脳内で考えていることを外部ストレージに移動するかのように書きなぐる。現実とは案外そういうものである。私ももっとそういうちゃんとした暮らしをしたかったな。
始まりは浪人時代
タイトルに再びとあるが、私が日記をつけ始めなおしたのはつい最近のことである。習慣として続いていたのは3年前。最後に書いたのは浪人時だったか。お前いっつも浪人の話しかしてないな。だって浪人っていいじゃん。かっこいいじゃん。人生から落第してる感じがして。美しいし。
私は浪人時、自分を律するために毎日日記を書いていた。
といっても1ページまるまる文章で埋めるようなものではない。今日やる勉強の内容をタスク形式で書き出し、それらが無事こなせたかを確認し、その振り返りと反省を記入するという何とも形式的なもの。
今でもその日記は大切に保管しているのだが、今になって読み直してみると、「今日はちゃんとできた」「こんな本を読んだ、おもしろかった」くらいしか書いておらず、よくもまあこれで日記としていたと思う。
けど私にはその形式が妙に心地よかった。日記はかくあるべきという社会に対する逆張りが成功したからか、当時の私に日記らしい日記を書く余裕がなかったかはわからない。だが当時はいつの間にか習慣として定着してた。
今になって振り返ると逆張りと飽き性だからこそ続いたのかなと感じている。私は形から入るとすぐに飽きてしまう性格なので、いかにも日記のような日記帳を買ってなかった。使っていたのはどこにでも売られている大学ノート。これくらいのハードルでないと新しい習慣を始められないのだ。
今になっても世のビジネスマンが使うようないかにも大人っぽい日記帳を使ってみようと思う時があるが、結局いい気分になるのは買った数日間くらいで、その後はただの使いにくい紙になってしまうことを思い出して買うのをやめる。日記帳の役割を放棄した紙ほど使いにくいものはない。
昔はそんな私を自嘲気味に評価していたが、最近になってようやくそれも一つの個性と認められるようになってきた。これも日記のせいかもしれない。偉い。誰か私をほめてほしい。頭なでなでしてほしい。
てか褒めて。
いいねして(承認欲求モンスター)。
再び現在に戻りまして
そんな私がなぜ再び日記を書き始めたかというと、いうなればまあ本の影響である。
本こそあらゆるコンテンツの最上位に君臨する知識拡充型コンテンツと信じてやまない本至上主義を掲げる私にとって、著者の「日記はいいぞ」という言葉は浪人時の日記を書いていた私の心を再び呼び覚ました。流石ニグ。本のことをうのみにするなんてちょろすぎる。
本は一期一会であると考えているので、今の時期に「日記を書け」といってきた本に巡り合うのはさながら天啓である。これに従わない手はない。
ちなみに日記は今でもアナログ派。新しく書き始めることだしせっかくならデジタルで……という選択もあったが、日夜パソコンと睨めっこしていてデジタルデトックスをしたいこと、そして書くと特有のリズムと音が癖になるので今でも案外楽しい。たまにはアナログも悪くない。
書くことも変わらずひたすらゆるゆるなものである。「今日はこういうことした」とか、「今後こう言うシリーズやりたい」とか、「ニートって社会的信用得られないよね」とか「ラジオしたい」とか様々。今月末のニコニコ超会議の予定を書いていると思ったら、いつの間にかキャンプ飯何作るかとかに話が飛んでいたりする。もはや日記の様相を保っていない。
そんな駄文製造装置である私だが、最近書いていて気付いたことは私は良き急いでいる節があったことである。時代に取り残されないがために今を犠牲にしている感じで、逆張り上等と考えてた数年前の私と比べるとかなり丸くなったなと感じる。おいどうしたんだ私の逆張りくん。ちょっと尖り足りてないんじゃないの。
なのでここ数か月はいろいろ読んだり考えたり見たりして、自分のやりたいこととかを少しずつ広げたいと思います。かくいうこのnoteも日記同様書くことによって自分を見つめなおす側面を持つので、もしかしたらnoteの更新も増えるかもしれません。
文字数も今までは3,000字を目安に書こうとしていましたが、自分の思考を整理して簡潔にまとめられればそれでいいという風にして、ゆるーくやっていけたらいいなと思います。ハードルはまたげるくらいがいいし。最初から150cmとか跳べないし。
まあここまでつらつら駄文を書いてきたわけだが、結局私が言いたいのはそ日記を書くのは楽しいよってこと。
今日は伝えたいことこんな短かったんですね。
続きは明日の私の日記にでも書きます。
ではでは。
よかったらサポートおねがいします! 読書や編集のお供となるホットココア代に使わせていただきます!