メタモンになりたい

いつでも自らの矛盾性に殺されそうになる

自分の為だけに曲を作っているのなら、部屋で1人歌っていればいい

いいねや再生数なんてくだらないと歌いつつも、SNSを使っている

ただ1人に届けばいいと願いつつも、取り置きが0人だと落ち込む

売れたいと思っていないと強がっても、通知が全く来ないと寂しくなる

自分の中の矛盾に目を背けて生きる人はたくさんいるし、それが長生きのコツなのかもしれないけれど、僕は自分の中の矛盾を必要以上に見つめてしまう

そして自己嫌悪に陥り、誠実に生きれないなら死んだ方がいいという良くない芽が出てくる

だけど、今日もまだ生きてる
死にたいくせに生きている矛盾にまた殺されそうになる

結局、人生とは自らの矛盾性との戦いなのかもしれない

結論は出ない　どちらの自分も自分であって、結論を出すということは、どちらか1人の息の根を止めるということだ

人には二面性があるというが、二面どころではなく、誰といるか、どこにいるか、何をするかで、超多面的にナナイロ七変化するのが人間の心だ

一本芯の通った人間の立ち姿は確かに美しい
だけど、折れやすいのも事実だ
ポッキーのように

芯のない人間の立ち姿はだらしないが、芯がないので、そもそも折れる心配がない
殴られてもグニャグニャと形を変えて、折れることなく進んで行ける

きっと、今の僕に必要なのはそういう柔らかい生き方なのだろう

これじゃダメ　ではなく

これもアリ　で生きていたい

メタモンになりたい