みんなのネオキャリア論(63)20代で絶対やっておくべきこと3選
みんなのネオキャリア論(146)20代で絶対やっておくべきこと3選
みなさんこんにちは孤独のサイコマンです。
きょうも暑いですね。熱中症に気を付けましょう。
さて、40代社畜20年の私が贈るネオキャリア論ですが、
きょうは「20代で絶対やっておくべきこと3選」をお伝えしたいと思います。
あくまでも独断と偏見が入っていますが、私の経験ではこういう結論が出ましたので
お伝えしたいと思います。
①転職
一つ目は転職です。
まず、20代で転職することが大事なのは30代、40代になると転職市場そのものの需要が減るということがあります。単純に「早く経験しておいたほうがいい」ということです。
また、もう一つは転職という活動を通じて、市場でのあなたの価値が客観的に把握できることが大きいと思います。
同じ会社にいると、業界における自分の市場価値を測ることができません。
私でいえば、29歳で一回目の転職活動をしましたが、その業界で給料が一、二を争う会社であったことと、すでにデジタルに力を入れつつあったことなどから、先見の明がある会社だと判断して、
中途の募集がかかった瞬間に応募しました。
当時、この会社は初めて中途採用を試験的に始めたばかりで、まだ募集人員も少なく、うまく波に乗れたと思っています。
しかし、一方で、同じ会社に8年もいたため、ぬるま湯の中でいかに自分が甘えていたかも知ることができました。
別の会社にいくと、環境や人間、ハードソフトが全てひっくり返てガラガラポンになりますので、
体力・知力・時の運とメンタルのすべてがある一定程度の水準に達していないとついていくことは困難です。
たとえば企業のレベルを下げてまで転職活動をしようとする人はあまりいないと思いますが、
どうしても、給与やスペックが高いところへ移ろうとすればそれだけリスクが高くなります。
リスクというのは、メンタル破壊リスクや体を壊すリスクです。そにれよって結局休職や退職に追い込まれると、次の仕事を探すまでは、無給状態になります。
ですので、転職する上で大事なのは転職先の徹底的なリサーチです。社風や企業風土、社員の気質や職場環境、組合が強いか弱いか、産業医のレベル(いざというときのため)、取締役のメンバーに外部からの人間がいるか、直近5年の業績はどうか、離職率(特に中途社員の)はどうか?など
調べることはかなり多いです。一方で、こうしたリサーチをおろそかにすると、先ほど記載したような、メンタル破壊や体調破壊のリスクにさらされる危険性があります。
「自分は大丈夫。鈍感だしメンタルも強いから」と言っているそこのあなた。こういう言葉を言ってきた人が何人もメンタル破壊して退職に追い込まれている姿を私は見てきています。
ですから、しっかり自分を客観視すると同時に会社のリサーチをすることが何よりも大事です。
もちろん、そういうリスクを一切とらず、同じ会社にいれば安泰という考えの人は転職しないでいいと思います。仕事や職場環境に慣れてきたのにあえてそれを早急に捨てることはもったいないと考える人もいると思います。
ただ、変化がない人間は絶対にいまのレベルより上にはいけません。逆に言うと変化を恐れる人間に将来はありません。縮小していくことはあっても拡大していくことはありません。
ですから、現状維持ということを考えるなら間違いで、確実に縮小していくことを覚悟してその場にいるならだれもあなたを止めることはありません。
リスクをとれるのは20代の特権です。家族もいないし、人的資本の市場価値は高いのですから、私個人としてはどんどん転職して色々な市場に飛び出していくことが何より大事だと思います。
②投資
二つ目は投資です。
私は去年40代に入ってまもなく株式投資を始めました。ビットコインへの投資も行っています。
理由は貯金が3000万円を超えた一つの区切りということと、コロナによって、年金が予定通りもらえる保証がなくなり、企業においても1社に依存するリスクが大きくなる可能性が予想されたからです。
かといって今の会社は副業が禁止なので、投資を先行してはじめることにしたのですが、
やはり投資は20代の早いうちに始めるべきでした。
というのも皆さんご存じの通り投資の最も絶大な力は「複利」の力を得ることです。
投資して得た利益を再投資していくこの方法は結局「時間」を味方にするため、長く時間を
とったほうが有利になります。
ですから、20代で投資をはじめた人間と40代ではじめた人間では複利を使える期間が圧倒的に20代のほうが長いんので、得られる利益も何倍にも膨れ上がります。
残念ながら、20代と30代の私はどちらかというとI(インベストメント)の発想よりE(エンプロイー)としての自分の市場価値を高めるためどうしたらいいのか、ということに考えの重きを置きすぎてしまい、投資をするという発想まで至りませんでした。
投資はリスクがあり、詐欺に巻き込まれるという発想も結構強くありましたので、そういう偏った味方も行動を制限してしまっていました。
ですから20代の皆さんにはとにかく少額の積み立てでもいいので投資を始めたほうがいいと思います。貯金ではインフレで価値は目減りしていく一方です。
また、株式投資(ペーパーアセット)だけではなく、現物資産(不動産)投資も有力な投資方法だと思います。
こちらは会社員ならローンを組んでレバレッジをきかせて少ない自己資金で金額の高い物件を購入できます。これもローンの通りやすさまた、大体35年くらいローンを組まされますが、リスク分散の上でも、20代で早く組んでしまえば、返済期間を長く設定できますし、資産を拡大できるチャンスも大きいと思います。他人の家賃でローンは返済していきますから、これほど伝統的かつ安定的なスキームはないと思います。
ローンを組むのが不安だという声もかなりありますが、しっかり勉強して、少しずつまずは少額の戸建て投資から始めて、そのあと、区分中古ワンルームマンションや一棟アパートなどに、拡大していけばいいかと思います。
その拡大の手法についても若いうちならば、色々選択肢がありますから、とにかく早くスタートすることが大事だと思います。
③副業
最後は副業です。
副業はもっぱらコロナ禍で流行していますが、
今後は複数の仕事をこなす「複業」が当たり前の時代になります。
1社で完結できる仕事自体が少なくなっていますし、業績がいい会社というのは大体複数の事業を手掛けているケースが多いです。これは会社そのものが複業をしていることにほかなりませんし、これからはこうした会社が生き残っていくと思います。
資産についても投資先を一つの鳥かごにもるなということわざの通り、日本株、外国株、仮想通貨、不動産、投資信託、FXなど分散してリスクを回避することをみなさん考えると思いますが、
自己資本においても、やはり一つの会社のに依存することはリスクが高すぎます。
私自身も転職を2回しましたが、やはり、その会社の業績が下がったり、中途社員であったりすると、待遇差があったり給与を減らされたりとモチベーションが下がったりして、成果もなかなか上がらなくなったりします。
あとは、会社といっても評価されるのはたった1人の上司であり、その上司が馬があわなかったしただけで、数年地獄を見ることになりますし、そういう人間の感情の部分で適切に評価をコントロールされない会社にいつまでもいるとストレスがたまる一方になり、また転職をする必要に迫られます。
それよりも、副業を行って複数の収入源を持つことが自分のこうしたストレスを軽減させて、落ち着いた冷静な自分に戻りながら仕事をすることもつながりますし、なにより、今の仕事より成果を出せる仕事に巡り合うことができればそれは人生が充実しものになりますし、そちらを本業にしてしまえばいいと思います。
私は現在20年間マスメディア業界におりますが、やはりインターネットの隆盛でメディア業界そのものが縮小しており、少ないパイを奪い合う状態になってきています。いち早くメディアの衰退に気が付いて、別の業界に飛び出していった同僚たちの先見の明はさすがだと思うとともに、いかに先の未来を予測するかが大事だということも気づかされました。
こうした、世界をマクロ的に見る力というのも複業で身に着けることが可能となります。
やはり一つの会社にいるとどうしても井の中の蛙大海を知らずという状態になりかねません。
私の会社でもこの会社では通用するでしょうが、ほかの業界にいけばおそらくあっという間につぶれてしまうであろうメンバーがたくさんいますし、そういう人間は最後まで今の会社にしがみついて生きていくのだろうと思います。
20代ならば、小さい失敗を繰り返すことが可能なので、それが最も大きなメリットだと思います。
ローリスクハイリターンを狙えるのが副業の魅力ですし、何より、色々な仕事を経験するとメンタルも安定します。視野も広がりますし、人との出会いも増えて、社会資本も充実してくると思います。
小さい安定(同じ会社にずっといるということ)に目を奪われて、自分の人生をより充実させるためのリスクを取りにいかないのは本末転倒ですから、積極的にリスクを20代ではとりにいって人的資本、金融資本、社会資本を充実させていくことが大事だと思います。
もちろん20代では飲みに行ったり遊びに行ったりすることも大事です。合コンもいいでしょうが、それらの行為は後に何も残りません(思い出は残りますが、思いでは30代40代でもつくれますよ)。体力と精神力が比較的ある20代である程度、やりたいことはすべて経験しておくことが何よりも大事だと思います。(了)
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