鳥のポエム 中身は空っぽ

私の中身は空っぽ
酒を注ぐのは彼女だけ
でもその虚の穴は私ではない
私の中は空っぽ
彼女は生き、死す
この鳥と鳥の居場所の宇宙では
彼女は真理とその真実
私は空っぽ
注げば、嗚呼
私に居なくなる、鳥の去った
盃の縁、そこには
酔い味のキースマークが漂う、空の上で
愛しい帰り場所、それは
「この世に存在しない」と言うこと
嗚呼、いつも通りの様に
「鳥には陸でなし」


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