「あつまれ!にぎやかな森づくりフォーラム2024」を開催しました
いきものがたくさんいて、人もたくさん森を利用する、にぎわいのある森を目指すという「にぎやかな森プロジェクト」の理念をより多くの方々にPRするため、提携企業や地域の教育機関、行政の協働により「あつまれ!にぎやかな森づくりフォーラム」を開催しました。
開会式は簡素にということで、柳沢由里上田地域振興局長からフォーラムのコンセプトなどの説明をさせていただきました。
続いて上小地域林業関係コンクール 野鳥愛護、国土緑化ポスターで県表彰された皆さんの伝達表彰、並びに上田地域の受賞者に賞状、記念品が贈呈されました。
基調講演は、にぎやかな森プロジェクト締結企業を代表して、日置電機株式会社の久保田訓久取締役・常務執行役員から「HIOKIのサステナビリティ―『社会への貢献』の理念のもとに」について発表していただきました。
この中では、日置電機本社周辺で行っている森づくりへの取組みや(一社)長野県林業公社からJ-クレジットを購入したこと、全社用車のEV化、ソーラーカーポートの導入等々、カーボンニュートラルの実現に向けた先進的な取組みの数々に、会場からは驚きの声が上がっていました。
続いてパネルディスカッション「にぎやかな森づくり」が行われ、コーディネーターに長野大学環境ツーリズム学部 高橋一秋教授を迎え、パネラーには基調講演をいただいた久保田常務、上田女子短期大学幼児教育学科2年の本名葵さん、信州上小森林組合田中憲一郎さん、長野大学環境ツーリズム学部2年福田ららさん、野中皓世さんに発表をお願いしました。
上田女子短大の本名葵さんからは、短大と附属幼稚園の裏山である「やまんばの森」での自然環境を活かした幼児教育の実践と、そこから学んだことを発表していただきました。
信州上小森林組合の田中憲一郎さんからは「主伐・再造林について『流れを止めるな!』」について発表していただきました。
田中憲一郎さんは、模式図や主伐地の着手前、完了後の比較写真、さらに各作業の動画での説明など、とてもわかりやすく興味深い発表をいただきました。
長野大学の福田ららさん、野中皓世さんからは、授業で取組んだ木育活動「地域材でつくろう」で上田市立塩田西小学校で行った地域材を使った工作教室の取組みを紹介していただきました。
今回開催したフォーラムでは、協定締結企業や一般参加者に、「にぎやかな森プロジェクト」の意義や主伐・再造林の重要性について訴えることができました。またローカル紙主体でしたが、マスコミにも取り上げていただいたこと、長野大学、上田女子短期大学との協働の可能性が広がったことも成果と考えています。
上田地域振興局林務課 丸山真一郎 投稿