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晴れのち雨のちロックンロールと言う名の魂。

わたくしのオリジナル曲に『晴れのち雨のちロックンロール』と言う楽曲があります。

https://youtu.be/bZA3YxD70w8

以下は一番の歌詞です。


晴れのち雨のちロックンロール


ぼんやり 声を出す人がいる
その限界にはどれほどの想いがあるのだろう
ふんわり どこかに浮かんで消えてしまえたら
こんな自分も愛せる日が来るかな

恥を忍んで甘えたい時もある
きみが思うよりも もうちょっと適当でいい
生真面目クソくらえ

あたらない天気予報 昼が雨に濡れてく
見えないようなモノを知って 唄になるのさ
飾らないキミだからぼくは恋をしたんだね。
日向のような笑みを浮かべて
心のゆくままに歩こう


この曲を書いていた当時、ボクは人間の生死について考えていたと記憶しています。

普段、電車で移動をすることが主なのですが、その日のスケジュールが全て済み、帰路について駅のホームを歩いていました。

そして、ふと思いました。


「今、ここから降りて、線路の上に立ったら、ボクはどうなるのだろうか。」


疲れていたんでしょうね。


単純な生死の話にしてしまえば簡単な事です。

そのまま線路の上に立っていれば、電車を待つお客さんか駅員さんに止められるか、ホームへと引き戻されるでしょう。

場合によっては高額な損害賠償請求をされ、場合によっては命を落とし、多くの方に迷惑を掛けることになるでしょう。

悲しむ人も居るかもしれません。

ボクには自殺願望はありませんが、このまま消えてしまった方がいっそ楽なんじゃないか、と強く思っていた時期がありました。

生命活動が終わる単純な生き死にの話ではなく、人間社会、人世を、人として歩んで行くことに疲れていたんだと思います。

命を落としたい訳ではないのです。

この現状が、どうしようもなく、言い様もなく、ただただ茫漠で、凹凸がなく、どこにも掴むところのない壁のような現状が、たまらなく悲しく、虚しいだけなのです。

そうして、これはきっと、ボクだけが感じ得る悲痛ではないと悟った時、そんな人間でも歩いていけるような、そこに居ることに安心できるような、そんな曲を書こうと思って出来た作品が『晴れのち雨のちロックンロール』でした。


生真面目な人は、選択肢が少ないように思います。

誠実で居ること、確実にこなすこと、清く、礼儀正しくあること。

様々あるかと思いますが、自分でも自覚していない生き辛さを、心は感じていると思うのです。

助けを求めることも、なかなか選択肢に設けられない人も居ることでしょう。

どこか完璧主義的な気がある人は、その傾向が強いように思います。


自分でなんでも解決できる人は良いのです。

真面目に誠実に生きているのに、なぜか報われない。なぜか心が疲弊していく。

そんな人に、ボクの音楽が届いてほしいのです。


あたらない天気予報 昼が雨に濡れてく


これは「想定外ばかりの世の中」の意です。


飾らないキミだからぼくは恋をしたんだね


これは「嘘、偽り、上面、御世辞、立場、利益、利己にまみれた世の中で、なにも飾らない、なにも取り繕わないで呼吸をして居るような存在への志向」の意です。



綺麗なまま生きるのは難しいのでしょうか。


そんなことはないと思います。


ボクの音楽が、誰かの背中をそよ風のようにふわりと撫でるような、そんな存在であれたら嬉しく思います。


何が言いたいかって?


まとめなんて、ナンセンスです。


あなたが感じたモノが答えなのです。


そんなブログでした。









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