シーズン野田

【非ユーグリットアンチテアトル系クリエイター】 イラスト、映像、文筆を生業に生きています。ジャパニーズウィットを模索中。 https://www.instagram.com/sateto_salad/

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    「映画は観るものではない。撮るものだ!」という持論により、映画を語ります。映画を映画として捉えていません。

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    ウイットなイラストをあげて、みんなを応援するマガジン。別名マガジンマシン。

  • 健康漫画「デキモン」

    できもんは、いつもあなたに、あらわれます。あなたの不健康に。

  • 日めくりキャラクター その2

    これが噂の日めくりキャラクター。毎日が記念日。そんな記念日から着想を得たキャラクターをできるかぎり更新!

最近の記事

誰かに苦言する時、それは「自分と違う」というのが前提になっている気がする。自分と違うから一言言いたい。でも、違うという感覚を大事にすれば、苦言は苦言でなくなるような気がする。なんというか、あなたと私を含んだ物言いになる。

    • 映画において回想シーンというは悪手だと思うのだけれど、でも映画でしかできないことでもある。 制作する上では「回想に頼らない」という基本を守るべきだなぁと思った次第。戒めても込めて。別に映画を作る人じゃないのだけれど、根本に映画を作る欲求があるのだと思うし、きっと誰でもある感覚。

      • プロジェクターで映画を観るだけで、深いところまで浸透していく感覚があります。逆に言えば、大きさに我々は誤魔化されてしまう表れなのかも知れない。

        • 松本人志の遺作となるか?「R100」のガッカリ感の正体(敬称略)

          ※以前書いたコラムですが、松本人志を見直すために再掲してみました。 松本人志監督の4作目です。前作までの「大日本人」「しんぼる」「さや侍」は全て劇場に足を運びました。けれども今回は不覚にもDVDでいいやって。 松本人志がどんな作品を創出し、驚かせてくれるのか? という彼の人生への興味よりも、自分の人生で手が一杯になったから、見送ってしまった。 単純に大日本人からどんどんつまらなくなっている感じがしたというのもあります。ただ、松本人志への敬意はありますので、観るまでは一

        • 誰かに苦言する時、それは「自分と違う」というのが前提になっている気がする。自分と違うから一言言いたい。でも、違うという感覚を大事にすれば、苦言は苦言でなくなるような気がする。なんというか、あなたと私を含んだ物言いになる。

        • 映画において回想シーンというは悪手だと思うのだけれど、でも映画でしかできないことでもある。 制作する上では「回想に頼らない」という基本を守るべきだなぁと思った次第。戒めても込めて。別に映画を作る人じゃないのだけれど、根本に映画を作る欲求があるのだと思うし、きっと誰でもある感覚。

        • プロジェクターで映画を観るだけで、深いところまで浸透していく感覚があります。逆に言えば、大きさに我々は誤魔化されてしまう表れなのかも知れない。

        • 松本人志の遺作となるか?「R100」のガッカリ感の正体(敬称略)

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        • くぶねこ
          9本

        記事

          口川瑠衣(くちがわわるい)と言われて。

          なるべく優しく、弱い言葉で、オブラートで包むように人と話すようにしている。どのような言葉が人を傷つけるかなど、どこまでいってもわからない。アンパンマンが良かれと思って「僕の顔をお食べ」と言っても、相手によってはトラウマ級に傷ついてしまうのだ。 どんな言葉が相手を傷つけるかは、昔よりわからなくなってきたという。金持ちも貧乏人も同じように、ユニクロを着て、LOOPで移動し、スタバでフラペチーノ手に取る社会では、見た目に金持ちが貧乏かを見分けるは至難の業なのだ。ゆえに、相手によっ

          口川瑠衣(くちがわわるい)と言われて。

          演劇を映像化する。

          今年の五月に上演した演劇「騒がしい二階」を配信することにしました。 ホーンテッドマンション×落語×狂言×俳句×日舞というごちゃ混ぜ感がすごいですが、筋は単純。亡くなった母に会いにいく狂女の話です。 演劇の映像化って、ただの記録になりがちなのですが、今回は上演場所である海老原商店ありきで物語を創作したので、なるべくその時の空気感や建物の気配が伝わるように制作しました。 内容については、公演後記で少し触れてます。 https://note.com/niganiga0429/

          演劇を映像化する。

          公演「騒がしい二階」を終えて

          千代田区の景観重要建造物に指定されてている看板建築「海老原商店」。歴史的な趣を残したままひっそりと佇むその場所は、元は既製服や反物などを扱っていたそう。今は貸しスペースとして存在している。 そのような場所で2023年5月、公演と銘打って演劇をやった。初めての劇作・演出。長尺の脚本の感覚も分からず、しかも劇場ではない場所での挑戦である。最低限の出演者とスタッフではあったが、なかなかの気合いが必要なプロジェクトであった。 客席も防音設備もない。電圧も頼りなく、とてもじゃないが

          公演「騒がしい二階」を終えて

          脱ジブリ映画「思い出のマーニー」

          さて、今回酷評するキネマは 「思い出のマーニー」です。 観てきました。 スタジオのところのジブリっつあんの最新作です。 おそらく観なくても「マーニーィィィ!!」って叫ぶシーンがあることは保証されているであろうタイトルです。 監督は「借りぐらしのアリエッティ」の監督でもあり、若手のホープ。 内容は、精神的不安定な、主人公が田舎で療養中に、マーニーと言う謎の美少女にであい、心を取り戻して行くと言うお話で、『借り暮らしのアリエティ』では、主人公が精神的不安定な少年にであ

          脱ジブリ映画「思い出のマーニー」

          むしろややこしくしてしまう

          人間はややこしい。 食べまくってるのに痩せたい。なにもしてないのにお金持ちになりたい。せっかくミンチにしたのに固めてハンバーグにしたい。結婚してないのに離婚したい。口を使わずキスをしたい。死なずにあの世を見てみたい。これだけどこれじゃない。理解してほしいけど難解でいたい。 ああ、なんてややこしいのだろう。 でもそれでいいではないかと思う。うまく整理することもない。迷いは答えを出す為にあるのではなく、考え葛藤させる為にあるのだ。そう、迷い自体に意味があるわけで、なにも得なくても

          むしろややこしくしてしまう

          クリスマスのホラーな話

          会社で軽めのクリスマス会があった。 一人1000円でプレゼント交換をするというので、近くのショッピングセンターで適当に探していたのだが、ここは六本木。1000円じゃろくなものがかえないのである。700円の高級マッチ、買っていってもしけて火もつかぬだろう。しかし、普段気にしないような商品を観察するのは、なかなか良い経験だった。 良さげな爪切りや耳かきなど、その場で見てるとちょっと欲しくなったりする。だが、場所を変えて改めて見ると、きっと「なにこれ?」って感じであろうことが想像つ

          クリスマスのホラーな話

          システムに飲み込まれないように

          会社も家族も恋人も、あらゆる例題が出し尽くされた今、それらはただのシステムである。 システムとは、強化された枠組み、つまりテンプレートのことである。 日常のあらゆるやりとりが「あるある」の範囲を超えないまま、我々はおそらく明日もどこかで見たような日常を送ることを知っている。 そのくせに、まるで真実を自分だけが知っているかのような錯覚を抱き、例えば例えば職場の、例えば家族の、例えば社会の不満を吐き出す。 自分だけはシステムの外に存在しているのかもしれないと。そう思わずに

          システムに飲み込まれないように

          フレンズフレーズ10選

          友人の発した言葉やフレーズで気になったものは、なるべくメモしている。 心が温めらえたり、う〜んと考えさせられたり、友達が発したフレーズたちは、もし友達がいなくなったとしても彼らの代わりに私に寄り添っていてくれるから。 私はそれを「フレンズフレーズ」と呼んでいる(都知事の真似をしてなんでもそれらしく呼称しているわけではありません)。 今回はそんなフレンズフレーズを紹介したい。 『きなこがムカつく』お土産の信玄餅を食べている時に聞いたフレーズである。ボロボロとこぼれ落ちる

          フレンズフレーズ10選

          毎日が辛くて、未来が不安で、生きてるのがいやになります。 でもみんなには感謝してる。

          毎日が辛くて、未来が不安で、生きてるのがいやになります。 でもみんなには感謝してる。

          我が家の大トウリョウ選

          この記事を書いている現在、トランプかバイデンかで盛り上がってまさに二分している状態で、どうやらバイデンが過半数を確保し選挙に勝つことが濃厚であるが、なんだトランプもだまっちゃおらず、不正選挙だと声高に叫び裁判にもつれ込み勢いで戦いが長引きそうな中、我が姪っ子である長女のトランプと次女のバイデンのつばぜり合いも中々大変であり、どちらが大統領かといえば、生意気なその態度に翻弄される私こそが、なにを隠そう大投了なのである。

          我が家の大トウリョウ選

          ハンコになった黒水牛

          ハンコがなくなるかもしれないと聞いて、さらに便利な世の中になるなぁと思うわけだが、改めて象牙だったり水牛だったり、そのつややかな動物性の結晶を手に取ると、なんともいえない気分になる。 ハンコになった牙。 それは引っこ抜かれた野心のようでもありながら、触り心地やその見た目からは、この世を生き抜く逞しさのようでもある。 触り心地やその見た目ら、それらが牙であったことを結びつけない。 牙の野性味が職人によって磨かれ煌めき艶やかに変貌し、自然物でありながらも人工的であるというような魅

          ハンコになった黒水牛

          映画祭に出してみた・・・結果

          この度、監督しました「外郎女」という作品が、京都国際映画祭にノミネートされ、見事優秀賞に輝きました!!! 19日まで無料で後悔してます。 https://kiff.kyoto.jp/cf.html... 審査会で予想外に絶賛され、グランプリの文字がかすみ、悔しさもありつつですが、実験的な部分もあるので、最後まで残るとは思ってなかったし、天国のお母さんも喜んでいることでしょう。次なる創作のエネルギーになったなぁと思います。 審査員長の春日太一先生が「審査員をやっててきて一

          映画祭に出してみた・・・結果