これからのブログ論(1)―2つの玄関口、SNSと検索エンジンの違いとは
ブログはぶっちゃけ人に読まれてなんぼである。ただの記録が目的なら昆虫絵柄の学習帳に書いておけばよろしい(実際僕は10年以上欠かさずノートに日記をつけている)。
すなわちブロガーは「記事を量産する」のはもちろんのこと、「記事を読んでもらう」工夫を凝らさなければならないわけだが、その前に、そもそも読者は一体どこから自サイトにやってくるのかという根本的な話をしてみたい。
ブログのアクセスは大きく①SNS経由(TwitterやFacebook)と②検索エンジン経由(GoogleやYahoo!)によって成り立っている。
まず①は自分のSNSアカウントで新着記事を通知してファンの方にリンクから飛んで来てもらう方法だ。初動1時間のRTやいいね数でその記事の手ごたえを測るモノサシになるし、またときどき「バズって」通常ではありえない爆発的な訪問が雪崩れ込んでくることもある。一度経験すると嬉しくてつい癖になるけれど、ホームランと同じでそう何度も狙って当たるものではないから、結局は地道なトレーニング(記事のストック)が大事になってくる。
そこで安定したアクセス数を得るためには必然的に②検索エンジンからの流入に力を入れることになる。検索窓に打ち込まれやすい単語をブログタイトルや記事内にちりばめて表示順位を上げる技術をSEOといい、皆さんSEO対策をがんばりましょーというのが、長らく王道のブログアクセスアップ術だった。僕も将棋の主要キーワードで上位に食い込む努力を重ねて今日まで何とかライブドアBlogのカテゴリランキング1位を死守している。
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しかし、世の中は諸行無常。そんなブログ業界にある日、G先生の無慈悲な正義の鉄槌が振り下ろされることになる……。