これからのブログ論(3)―父さんな、今日からYouTuberやろうと思うんだ。
ブログを過疎化のすすんだ村に置き換えてみよう。このまま何も手を打たなければ数年のうちに廃墟になってしまう。
たぶん前途ある多くの若者は「オラこんな村は嫌だ!」と人口の多い都会へ飛び出すに違いない。これは「活字媒体のブログはオワコンだ。流行りの動画投稿をはじめよう」という考えに似ている。
しかし、都会で生きる道も容易ではない。お金や人のたくさん流通する場所はそれだけ生存競争も激しいのだ。
YouTubeでは規約変更がしょっちゅう行われ、違反者はたとえ登録者100万超えの大物ユーチューバーであろうとも容赦なく垢BANを食らう。
それに比べるとブログ村は平和そのもので、採れる果実は小さいかもしれないが汗を流して耕した分は確実に食糧となる。そもそも農家で鍬を振るって(文章で)半生を過ごした者が都会に出た途端にスーツに身を包む会社員(動画)となるのは過去の経験がほとんど生きないし、適性の面でも難しそうだ。
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よって、何とか工夫を凝らして村に居残り続けるか、村から出るけれど畑仕事の経験が生きる方法のどちらかを模索することになる。
(4)につづく
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