僕が動画コンテンツに手を出さない理由
最近インフルエンサー界隈で「ブログはオワコン(終わったコンテンツ)だ」という言説がささやかれ始めました。
きっかけはイケダハヤト氏の以下の動画と認識しています↓
お説大変ごもっともで「ブログは今後厳しくなる」については僕も同意です。しかし、「だからYouTubeなどの動画コンテンツに移行すべきだ」という点にはちょっと懐疑的なんですよね。今回は「将棋ブロガーから見た動画のデメリット」について自分なりの意見を述べてみます。
①動画は内容の修正が利きにくい
動画にはさまざまな利点がありますが、一度上げた動画の内容を修正できない――難しい言葉でいうと「不可逆的」――という大きな欠点があります。
現代将棋の進歩はめまぐるしいです。僕は2つの序盤研究ブログを運営していますが記事を投稿して数ヶ月経つと新手が出て結論が変わったりするためひんぱんに内容を書き直しています(陰ながら努力をしてるのですよ、えっへん!)。
将棋実況系の動画は対局中の悪手・ポカも含めてのコンテンツなのでミスを修正する必要がありませんが、定跡研究のような正確性を求められるジャンルは書き換え可能なブログのほうが適していると思われます。
②陰キャには正直きつい
まだ僕が就職を目指して健気にがんばっていたころ、面接の本で「バーバルコミュニケーション」と「ノンバーバルコミュニケーション」の違いについて学びました。
前者は「メール」や「手紙」など文字を中心とした言語コミュニケーションで、後者は「声質」「仕草」「表情」など五感全体を使った非言語コミュニケーションです。
これをネットコンテンツに当てはめるとブログは前者で動画は後者。つまり動画は圧倒的にリア充向けのツールなんです。
僕も一度だけ動画の練習で録音したことがありますが、家族と食事するとき以外まったく会話しないため、うまく声が出ず途中で何度もどもるわ息切れするわで開始3分も経たないうちに泣く泣く停止ボタンを押しました。
③動画はすでに成熟期じゃないか
そもそも論ですけど、動画コンテンツは企業ならともかく個人レベルではわりともうレッドオーシャンかなと思ったりします。
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たしかにTwitterで何万人もフォロワーがいるような人は今から参入しても十分うま味があるでしょうが、徒手空拳の漢がいきなり動画を始めてもよっぽど特別な才能がないと厳しそうです。
同じプラットフォームを狙うならばまだまだ参入者の少ないVRとかKindleのほうがチャンスが多いんじゃないかなー。知らんけど。
――以上、僕が動画コンテンツに手を出さない3つの理由をお話ししました。あくまで「自分には向いてないから動画を作らない」のであって、色んな人の動画を見て勉強はしていますし、動画がダメと言いたいわけでは全くないので誤解なきようお願いします。
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