nifuの製材所 立ち上げ準備記録
nifuの製材所の立ち上げ準備に奈良吉野に来ています。
こちらは約40年、先日まで稼働していた製材・木工所です。
私たちが引き継ぎ、間伐材、林地残材を加工するための製材所として再生する準備をしています。
来月から本格的に新たな製材設備の導入があるため、連日、在庫木材の整理、設備の点検をしています。
とにかく大量にある在庫木材の整理に一苦労です。
地元の方々にも協力していただき、意味ある使い方が出来ればと
試行錯誤しております。
後継者も居らず、
このように在庫を抱え閉業する製材所があるのも
林業、製材業の一面です。
私たちnifuは表面的な、木材の有効活用、リサイクル、
ポーズだけの環境保全、SDGs、循環活動をやりたい訳ではないので、
自らの足で山に入り、地域に入り込み、本当に大切にしなくてはいけない根っこの部分から関わりを作り、学び、理解をした上で活動を続けています。
今、世界中で取り合いになっていると言ってもいいほどオガクズには需要があります。
粗悪なもの、不純物(防腐剤や接着剤)の混じった物はいくらでも手に入りますが、
安心安全、かつ環境保全につながる素材はほとんどなく、今後はほぼ手に入りません。
私たちは、そのような現状、山林から始まる循環の未来を考え、自社製材工場を構えることにしました。
これからは、今まで以上に山に入り、本当に人にも環境にも優しい、気持ちいい循環の生まれる活動を行なっていきたいと思っています。