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【読書記録】すべては「前向き質問」でうまくいく/マリリーG.アダムス 著
おはようございます。
67冊目の読書記録です。
今回は、『すべては「前向き質問」でうまくいく/マリリーG.アダムス 著』についてです。
なぜ、この本を選んだか?
表紙を見て、「前向きな質問だけでうまくいくの?」というふうに好奇心が沸きました。
質問力のような本もたまに見かけますが、そこまで質問に対して、考えたことや学んだことがないので、これを機に質問について学んでみたいと思いました。
どんな本?
ストーリー形式で質問力を学ぶことができます。
なので、わかりやすく入ってくると思います。
14章で構成されています。
第1章 人生を変える質問力
第2章 「選択の地図」との出会い
第3章 「批判する人の道」を行くと泥沼にはまる
第4章 だれだって「批判する人」に戻ってしまう
第5章 「学ぶ人の道」を行くと未来がひらける
第6章 質問を切り替える
第7章 戦略を切り替え、心も身体も切り替える
第8章 新しい目で見て、新しい耳で聞く
第9章 「学ぶ人のチーム」と「批判する人のチーム」
第10章 思考と行動を変える究極の質問とは?
第11章 困ったときは、Qストーミング
第12章 思いこみにとらわれないために
第13章 一周して元に戻る
第14章 偉大な成果は、偉大な質問から始まる
それでは、この本から学ぶことができたポイントを紹介していきます。
ポイント① 質問で結果が変わる
質問だけで結果が変わるというと、あまり信じることはできなかったのですが、この本には質問だけで結果が変わる、わかりやすい事例が書かれていました。
想像してみてくれ――かつて遊牧民の社会はこんな暗黙の問いで動いていた。
『どうやって水のある場所まで行こうか?』
だがね、問いかけをこんなふうに変えたとき、どんなことが起こったと思う?
『どうやって水を運んでこようか?』
この新たな質問が、人類のパラダイムを変えたんだ。
これが農業を始めるきっかけとなり、灌漑や水の貯蔵、井戸掘りといった技術が生み出され、やがて水のある場所から何キロも離れたところに都市が生まれていった。
この話はとても質問の偉大さがわかる話ですよね。
人間が進歩できたのは、まさに質問ができたからだと思います。
しかし、質問にも2種類の道があるのです。
次で説明します。
ポイント② 質問する2種類の道
この本の醍醐味は、質問には2種類の道があるというものです。
2種類とは、「学ぶ人の道」と「批判する人の道」の2種類です。
「学ぶ人の道」を選んでいくと、次のような状態になります。
考え抜いた選択をする
解決志向型
Win-Winの関係
逆の「批判する人の道」を選んでいくと、次のような状態になります。
習慣的に反応する
責任追及型
Win-Loseの関係
その結果、次のような質問を自分にしてしまいます。
どうして失敗ばかりなんだろう?
どうして彼らはあんなに愚かなのか?
どうしてくよくよしてしまうのだろう?
このように質問をしてしまうと抜け出すことができないようです。
生まれつき、「学ぶ人の道」を選ぶ人も、「批判する人の道」を選ぶ人はいないそうです。
どちらの道の質問をするのかは、今選ぶことができるのです。
その選択をできるのが面白いと思いました。
ポイント③ 学ぶ人と批判する人の質問
それでは、具体的に学ぶ人と批判する人でどのような質問をするのでしょうか?
先に、「批判する人」の質問を記載していきます。
批判する人の質問
□私のなにがいけないのだろう?
□だれのせいだろう?
□どうすれば自分が正しいと証明できるだろう?
□どうして彼らは愚かで期待に背いてばかりいるのだろう?
□私たちはすでにそこに到達しているだろうか、それをやり遂げただろうか?
□どうしてくよくよしてしまうのだろう?
このような質問をたまにしてしまうのではないでしょうか。
僕は、メンタルが落ちているときにたまにしています。
このような質問はよくないのですね。
続いてが、「学ぶ人の質問」です。
学ぶ人の質問
□私自身の価値はどこにあるだろう?
□私はなにに対して責任をもてばいい?
□これには何が役立つだろう?
□私はなにを学べるだろう?
□彼らはなにを考え、なにを感じ、何を求めているのだろう?
□前進するのにベストな道はなんだろう?
□なにができるかな?
学ぶ人の質問には前向き質問ばかりです。
もう一方の批判する人の質問は、怒りを自分や他人にぶつけたり、前には進まないものばかり。
改めて質問一つで選択肢や結果が変わるのだと思いました。
好奇心は学ぶ人の道に進むことができるようです。
普段から好奇心を持っていたいですね!
感想
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
質問ってとても簡単だからこそ、使い分けたりするのが難しいと思いました。
「学ぶ人の道」と「批判する人の道」があること。
「学ぶ人の質問」と「批判する人の質問」。
これらを理解し、使い分けることができれば変わることができそうだと思いました。
一緒に質問力を磨いていきましょう!
ではでは~。