【読書記録】Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代/トッド・ローズ オギ・オーガス 共著
「レールを外れても大丈夫!」
「むしろ、レールを外れた方がいいのかも?」
と、思わせてくれる、とても大好きな本の読書記録です。
おはようございます。
58冊目の読書記録やっていきます!
今回は、『Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代/トッド・ローズ オギ・オーガス 共著』について書いていきます。
今までの成功法則を否定し、新しい成功法則を提唱する面白い本でした。
なぜ、この本を選んだか?
タイトルに惹かれました。
人生には正攻法ではなく、思わぬところから、成功する人も中にはいるみたいです。
そんな思わぬところから成功する人はどうやって成功できたのか?
しかも、好きな事だけでダークホースになれるとはどういうことなのか?
このようなことに好奇心が湧きました!
どんな本?
この本のタイトルであるダークホースとは、以下の意味です。
「予想を覆して勝利する人々、今まで見向きもされなかったのに突然快進撃をはじめ勝者となる人を表す人」
この本には、ダークホースの人の例や、ダークホースの法則などが紹介されています。
新惑星を発見した高校中退のシングルマザー
オーダーメイド紳士服業界に登場した恵まれない環境のバーテンダー
未経験から人気フラワーデザイナーになった人
政治活動からオーガナイザーになった人 など
このような事例がいくつか載っており、勇気と気づきをもらえました。
本書は7章で構成されています。
それでは、この本で特に学になったポイントを3つ紹介していきます。
ポイント① ダークホース達の共通点
スタンダードな成功法則は一つの道を長年やり、芽が出た人を表すと思います。
この本では、このような人物を紹介しています。
モーツァルト→8歳で交響楽を作曲
ウォーレン・バフェット→11歳で株を買う
タイガー・ウッズ→6歳でゴルフのトーナメントを制する
彼らは才能もあり、人生の早い段階で自分の進みたい道を自覚し、成功するまでの長い時間をかける覚悟もできていた類い希な人たちです。
しかし、僕も含め、多くの人がやりたいことも明確になければ、若い頃から芽が出るわけもなく、鬱々とした気分で生きている人が多いのではないかと思います。
そんなスタンダードな成功法則で芽が出なかった人が取るべき戦略は、ダークホース戦略の方だと思います。
この本では、ダークホース達を研究した結果、共通点があることが書かれています。
以前、読書をする中で、成功するには、成功者のマネをしても成功できるとは限らないという一文を読んだのですが、まさにそうかもしれません。
成功するには、自分の中にある充足感が重要なようです。
ポイント② 自分の中のモチベーションを探る
充足感が重要であることを先ほど紹介しましたが、この充足感は人それぞれというのが難しいところだと思いました。
2016年のギャラップ社の調査によると、社会に出た被雇用者の67%が学習に意欲を感じていないそうです。
3人にひとりしか学ぶ意欲がない状態。
低いですよね~。
このモチベーションについて面白いと思ったのが、昔のエライ人たちが色々とモチベーションについて考えたけれど、結局答えは出ていないのではないかと思うところでした。
これらの理論で、モチベーションが湧く人もいれば、湧かない人もいるかと思います。
それぞれ人や時代によっても違うとも思います。
大事なのは、自分だけのモチベーションを探ることです。
ちなみに、僕は「好奇心」や「安心」がモチベーションなのではないかと思っています。
ここでも自己分析がとても大事なことなので、過去の記事を載せておきます。
ポイント③ ダークホース的な考え方を優先してみる
総括的なものになるのですが、ダークホースと今までのスタンダードな生き方の考え方は大きく違います。
スタンダードな生き方とは、この本では「標準化」の考え方とされています。
「多くの人の常識」、「~べき」、「昔からの」というようなものだと僕は考えています。
まずは、標準化の考え方はこのようなものです。
続いてダークホース的な考え方との比較です。
組織で働いている時には、標準化はとても大切だと思います。
しかし、自分の人生という大きい枠で考えると、ダークホース的な考えをした方がいいと思います。
少し前までは、終身雇用で、組織に属す側面が多かったと思うのですが、これからますます個人が重視される時代になっていると思います。
ダークホース的な考えも必要なのではないかと思いました。
感想
最後までお読みいただきありがとうございました。
この本で標準化された社会についていけなかった自分にも希望があるのだと思えましたね。
出身はFラン大学ですし、転職も4回して、適応障害になりましたが、それは標準化を求められる社会に答えられなかっただけ。
何かになるや、年相応になれなくても、自分のモチベーションを大事にすれば、自分だってダークホースになれるのだと勇気をもらえました。
今、生きづらさを感じている人には読んでみて欲しいと思います。
ではでは~。