衆院選だったね
衆院選の結果が話題になる中、ネットでは若者の投票率の低さが問題視され、各政党に対する「批判合戦」が繰り広げられています。私はといえば、はっきりとした政治的立場を表明することはあまりありません。ある立場の人にとってある政党が「正しい」一方で、別の立場の人からは別の政党が「正しい」と思われるでしょう。それぞれに言い分があると考える立場です。…正直、つまらないですね。
ネット上では「私が正義だ」と主張し、対立する相手を「悪」として糾弾する人たちで溢れています。そして、私のような“どっちつかず”の立場の人間は「冷笑主義」と呼ばれるようです。「はっきりした態度を示せ」と求められることも多いですが、世界は善悪の二元論で単純に片づけられるものではありません。対立する当事者のどちらも自分が「善」だと主張している以上、第三者が善悪を明確に判断できるケースはむしろ稀です。
すでに解決できる問題は多くが解決済みで、私たちが直面しているのは、非常に複雑かつ根本的に解決困難な問題ばかりです。それでもなお、善悪二元論者たちは「正義」か「悪」かの二択を押し付け、私たち“冷笑主義者”に旗幟を鮮明にすることを求めます。しかし私としては、「世の中、そんな単純じゃないんだよ」と、お茶を濁すばかりです。と、いっても僕に政治思想がないわけではないんですよ。支持政党もありますし、投票にも行きました。そこはご留意願いますぜ。
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