モテについて考えたよ～

　前回の記事の影響で、脳内恋愛モードが解けずに「モテる男」とはどんなものかを改めて考えてみた。

　そもそも恋愛は2段階に分かれていて、最初の段階では男が求愛し、女が選択権を握る。そして次の段階で、選ばれた男（モテる男）が長期の関係を築く女性を選ぶ。少女マンガの「王子様が地味な女の子に恋をする」王道ストーリーは、第二段階を描いたもので、実際には第一段階で多くの男（モテない男）が脱落してしまう。

　自由恋愛では女が最初の選択権を持ち、そこで脱落する男が多くなるという負の側面がある。この構造のため、男は選ばれるために頑張らなくちゃいけない。つらいぜ（泣）。

　新しい彼氏ができた女性は必ず友人から「彼氏はどんな人？」と訊かれるらしい。女は恋愛において相手を選ぶ理由が重要なため、「なぜ彼を選んだのか」を説明する必要があるのだろう。

　「王子様みたいでちょーカッコいいの！！」と説明できる相手を彼氏として選びたいはずだ。

　一方、男同士の会話では「彼女、かわいいの？」と一言で済むことが多い。この違いも、男女の性戦略の非対称性に由来しているのだろう。

　よく論争になる「奢るかどうか」についても、似た背景がある。男が若い女を好み、女が資源を持つ男を好むのなら、奢られたいと感じる女性は、若さを求める男性の心理と似たものと考えられる。自由恋愛では女性が選択権を持つ以上、男は奢ったほうが無難なのかもしれない。