未解決事件 謎に包まれたディアトロフ峠事件
皆さんこんばんは、本日は極寒のロシア、ウラル山脈で雪山登山 をしていた学生ら男女9人が謎の死を遂げたディアトロフ峠事件をご紹介します。1959年1月23日、ロシアのエカテリンブルクにあるウラル工科大学の学生9人と、スポーツ指導員1人のグループ、計10人が、雪山登山をしに、厳寒のウラル山脈の大自然に分け入った。一行の最終目的地は、事件発生現場から、北に約10キロのオトルテン山に設定されていた。そのルートは、当時の季節においては、踏破難易度がきわめて高いと推定されたが、最上位のトレッキング資格を取得するために、難易度の高い山行に挑む必要があったのだ。一行の全員が、長距離スキー旅行や、山岳遠征の経験を有しており、この探検計画に表立って反対するものはいなかった。2月1日、雪に覆われたホラート・シャフイル山の斜面に大型のテントを張った一行だったが、その後、消息が途絶えると、心配した家族や友人たちの要請を受けて捜索隊が派遣された。空からと地上からの徹底した捜索が行われた結果、白銀の雪の中に微かに見えるテントの一部が発見され、目を覆いたくなるような悲惨な光景に、捜索隊は息をのんだ。
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