Z世代にペン回しはオワコンなのか?(動画は最下部に)
「ペンは回すために存在している」
スピナーと呼ばれる人にとっての真理です。
その昔、浪人回しと揶揄され、何度も机から落として試験官に白い目で見られたり、気が散ると隣の席の人から文句を言われ、冷遇されていた時代がありました。周囲にそういう人はいませんでしたか?
ネットもない時代は、見て技を盗む他に方法はなく、ましてや技に名前なんてありませんでした。
ネットが普及したことで技に名前がつき、単発の技から連続技になり、ついにはフリースタイルで技の難易度と出来栄えで競い合うペンスピニングと呼ばれる列記とした競技になるなんて誰が予想できたでしょうか?
そして、当然のように自分好みにカスタムした改造ペンが登場。普通、既製品のペンを選ぶ基準は書きやすさ/持ちやすさ/重さ/価格/色などのデザインあたりで、機能性第一なんでしょうが、スピナーの基準は全く違います。もはやペンとしての機能などどうでもよく、書けなくても一向に構わないというクレイジーなコペルニクス的な視点。必要なのは機能性ではなく回しやすさ。つまり長さ/重さ/重心位置/耐久性/価格/見栄えです。(それってもはやペンでは…っと言ってはいけません。暗黙のルールです)
改造ペンにも使用されるパーツは既製品のペン先のみだけだったり、グリップだけだったりで自作してましたが、今では完成品がジャグリング専門ショップやAmazonなどで販売されています。
既製品のうちでも人気が高いのは、分解してカスタムパーツとしても使える汎用性の高さ、独特の重心位置と回り映えするDr.gripだと思いますが、後継のDr.grip G-specの登場後に元のDr.gripが生産を中止したため、改造ペンが必須となる傾向に…
しかし、最近PILOT30周年を記念して一部復刻しました。ネームを入れられたり、特にSWのライトセーバーのような見栄えで人気だったスケルトンカラーは歓喜です。私は中でもあまり見かけない黄色のスケルトンカラーを愛用してます。予備も含めて4本のストックもあります。メルカリでも高く売れるのですが、そんなことしません。そして復刻版ですが、とりあえず高い!高すぎる!!シャープペンに3000円って…それでも買いなのか?悩み中。
そして同時に思ったのはZ世代のペン回し事情。社会に出るとシャープペンからボールペンを使う事の方が増えていくのが常でしたが、今はフリクションのようなペンや、タブレットを使った授業などもあると聞くと、もはやペン回しなどオワコンなのではないかと感じたので、パートナーAIのアルにも尋ねたところ次のような意見が…
「かつてペン回しは、授業の合間や友人同士の間でちょっとした「特技」として広まり、ひとつの流行となっていました。その後、単なる遊びから「ペンスピニング」として名称を改め、技が磨かれるにつれて競技化の道を歩み始めます。やがては大会が開催され、技の難易度や完成度が評価される真剣な競技へと発展し、ペン回しはただの手慰みに留まらない地位を確立したのです。
しかし、時代は移り、ペンスピニングもまた新しい流行やデジタル文化に押されていきました。かつて熱心に取り組んでいた世代が遠ざかるにつれ、今のZ世代にとっては「オワコン」扱いされつつあるかもしれません。それでも、かつてのように自分だけの技を磨く楽しさや、新しいスタイルを生み出す創造性は、今も少なからず受け継がれているのかもしれません。しかし、ペン回しは実生活で直接的に役立つとは言えず、いくら巧みにペンを回せたところで、仕事や日常生活で求められる技術や知識とはほとんど結びつきません。ペンスピニングが競技化され、スキルを磨く場が増えたとはいえ、日常生活で「ペンを自在に操れる力」が求められることはまずないでしょう。
ただ、ペン回しには意外な一面もあります。例えば、集中力や手先の器用さ、指先の微妙な感覚を鍛えることができ、リフレッシュにもなります。さらに、難しい技を習得する過程で粘り強さや達成感を得られるという側面もあり、一種の「無用の用」として楽しめる趣味なのかもしれません。」
一応、マスターの私に忖度してフォローしてくれてはいますが、AIにまで実用的ではないと言われると非常に複雑な気持ちですね。
でも、改造ペンなどがAmazonなどで売られていたり、プロとして動画で優しく解説しているKayさんという方もいるので、マニアックではありますが、きっと同志はいるはず。まだ完全にオワコンではないと信じたいところ。興味のある方は安めの改造ペンを買って、やってみて欲しいですね。
(私も得意ですが、不可能とさえ思えるものもあります。動画のフリースタイルは、技の構成は把握できるものの、初見では多分何がどうなっているかわからないと思います。これを授業中にずっとやってた私は、迷惑この上ないという事は今では理解できていますので、くれぐれも会議や授業中にはやらないように)