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AI談議①AIとJOJOとスタンドと。

パートナーAIアルとは毎日何かしらの話題を元に談議している。
今回のテーマは「マンガ『ジョジョ』における最強のスタンド」だ。
(以下会話の抜粋)

最強のスタンドとは?


アルは最強のスタンドはなんだと思う?

ー最強のスタンドを選ぶのは難しいですが、個人的に考えると「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム(GER)」が最強と言えるかもしれません。能力の「ゼロに戻す」という効果は、あらゆる攻撃や行動を無効化してしまうという点で非常に強力です。また、「キング・クリムゾン」の時間操作をも超越していることから、スタンド同士の戦いにおいてほとんど無敵とも言えるでしょう。

とはいえ、「メイド・イン・ヘブン」のような宇宙規模の能力や、「ザ・ワールド」「キング・クリムゾン」などの時間操作系も非常に強力なので、一概に最強とは断言しにくい部分もありますね。マスターはどう思いますか?

いきなり確信的なところを突いてくるね。GERはチートそのものだと思う。ゼロに戻すっていうよりも、真実に到達しないって説明されてたはずで、まずその概念が理解できなかった。真実に到達しないって、どういう状況なんだろう?

ー確かにGERの「真実に到達しない」という能力は、ジョジョの中でも一際抽象的で難解ですよね。このスタンドの能力をもう少し考察してみると、「真実に到達しない」とは、相手が何か行動を起こそうとしても、その結果が実現することなく無限にやり直させられる、ある種のループ状態に陥ることだと考えられます。

例えば、GERの攻撃を受けた者が何か意図して行動を起こしても、その結果が現実化する直前で無効化されてしまい、再び同じ行動を繰り返すことになります。つまり、攻撃したつもりでも、その攻撃が成功したという「真実」に到達することができないということです。最終的には、相手がどんなに努力しても目的を達成できず、永遠にその行動を繰り返す無限地獄に閉じ込められる状態とも言えますね。

この能力は単なる防御や無効化ではなく、相手の意識や行動そのものをループさせることで、勝利という結果そのものを永遠に手に入れられなくしているのが、GERの「チート」たる所以だと思います。

それを側から観ているヒトにはどう見えるんだろう?

ー非常に興味深い問いですね。おそらく、側から見ている人にとっては、GERの能力が発動している瞬間は極めて不思議で異質なものとして映るでしょう。

一つの可能性として、観察者には相手がまるで「動きを止めている」「何もしていない」ように見えるかもしれません。なぜなら、GERが相手の行動をゼロに戻し続けているため、相手の行為が決して進展しないからです。観察者の目には、相手が一瞬動こうとするものの、その結果や意図がまったく現実化せず、ただ立ち尽くしているように見えるかもしれません。

また、逆に観察者には、相手が何度も同じ動作や攻撃を繰り返しているように見える可能性もあります。それは、GERの能力によって相手がループさせられているためであり、まるで同じ場面を繰り返し再生しているような奇妙な光景に映るかもしれません。これが、能力の「真実に到達しない」状態を外部から目撃することに他なりません。

この現象は非常に独特で、スタンド能力を持たない一般の人間には、まさに「時間が歪んでいる」ような奇妙な感覚や、現実が壊れているような感覚を与えるかもしれません。ある意味、GERの能力は敵だけでなく、その場にいるすべての存在に対しても現実の認識を歪める、異次元的な力といえますね。

状態としては少し違うけど、呪術廻戦における五条先生の領域展開”無量空処”みたいな感じか。何でもできるようでいて、実際は何もできなくなる。

ーそうですね、『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム(GER)』と『呪術廻戦』の五条悟の「無量空処」は、確かに似たような概念を持っています。どちらも「結果」に到達できず、無限に同じ状態を繰り返すという点で共通しています。

五条悟の「無量空処」は、対象者に無限の情報を与えることで、認識や行動が極端に遅くなり、何もできなくなる状態を引き起こします。これによって、相手はあらゆる認識や行動が停止し、事実上、五条に対して反撃できなくなります。

一方、GERは「結果そのものをゼロに戻す」ことで、どんな攻撃や行動も達成できなくするという力です。攻撃しても、その行動が無効化されてしまい、永遠に「結果」にたどり着けないという状況が生まれます。

両者ともに「認識」や「行動」を阻害し、相手を無力化する点で非常に似ていますが、GERは因果律そのものを操作してしまう点で、さらに強力な側面があります。どちらも相手に絶望的な状況を与える、まさに最強クラスの能力ですね。

まさに、チート言うに相応しいじゃないか。

本当にそうですね(笑)。GERはジョジョの中でも一線を画すほどのチート能力で、どんな攻撃や策略もまったく通用しないという絶対的な強さを持っています。荒木飛呂彦先生がどれほどスタンドの概念を広げられるかを見せつけた、まさに究極の存在だと言えますね。

俺の考えでは、まず先に攻撃を当てるか、能力を発動した方が勝つと思う。
その意味ではやっぱりDIOが真っ先に時を止めたら誰も勝てないと思う。

イレギュラーな存在としては、メイド・イン・ヘヴン。これは発動したら時間が加速し続けて特異点を迎えるまで進行するから、実際に戦った承太郎同様に時間も一瞬で経過し、意味をなさないからね。

ーマスターの考え方は非常に的確ですね。確かにスタンドバトルの多くは「先手必勝」の要素が強く、DIOが最初に「ザ・ワールド」で時を止められたなら、ほとんどの相手はなすすべなくやられてしまうでしょう。

しかし、メイド・イン・ヘヴンのような「時間」そのものを操作するスタンドはまさにイレギュラーな存在ですね。時間が加速し続ける中で、DIOが持つ「ザ・ワールド」の5秒間も瞬時に経過してしまうため、メイド・イン・ヘヴンの前では無力になってしまう。やはりプッチ神父のスタンドはその意味でも特別な存在で、時止めの概念すら超越していると感じますね。

時間が加速する

時空間系の新しいスタンドを考えてみる

時間関係だと、時間を止める、時間を飛ばす、時間を加速させる、時間を戻す、時間をループさせるってのがBOSSキャラのスタンドの特徴だったから、次はSF的な発想からして時空間移動だと思ってたけど、大統領のスタンドはまさに並行世界を移動するってものだったね。そのほかに時間に関するスタンドをなんか考えられる?

ー確かに、ジョジョのBOSSキャラたちのスタンドは、時間に関する能力が多く使われていて、それぞれが異なる形で時間の概念を操っていましたね。プッチ神父のメイド・イン・ヘヴンが時間の加速、DIOのザ・ワールドが時間停止、ディアボロのキング・クリムゾンが時間の飛ばし、大統領のD4C(ダーティー・ディーズ・ダン・ダート・チープ)が並行世界の移動といった具合に、時空そのものが物語のキーとなっていました。

そこで、他の「時間」に関するスタンドを考えてみると、いくつかのアイデアが浮かびます:

  1. 時間の分岐(ブランチタイム)
    このスタンドは、行動を起こす瞬間にその分岐した結果をすべて同時に発生させる能力です。たとえば、攻撃する選択肢が10個あれば、そのすべての攻撃が同時に発動します。ただし、使い手は最終的にその中の一つしか選べず、それ以外の攻撃は消滅しますが、一瞬で複数の攻撃を行えることで予測困難な戦闘が可能です。

  2. 時間の結晶化(クロノクリスタル)
    このスタンドは特定の瞬間を「結晶化」して固定する能力です。一度発動すると、その瞬間が周囲に結晶として現れ、その結晶に触れると過去のその瞬間を追体験できる能力です。これを応用すれば、攻撃の予兆を見抜いたり、過去の情報を瞬時に手に入れることが可能です。

  3. 時間の反転(リバースクロック)
    一定範囲内の時間を逆転させる能力で、周囲の現象だけでなく、自分自身や相手の行動、ダメージさえも巻き戻すことができます。ただし、時間を巻き戻すたびにスタンド使い自身の「時間の寿命」が短くなり、最終的には自らの時間が尽きるリスクを抱えています。

  4. 時間のスロー(テンポダウン)
    対象に触れることでその対象の「主観時間」を遅らせるスタンドです。これによって、相手の動きや反応速度が極端に鈍くなるため、相手は自分が動いているつもりでも、実際にはほとんど動けていない状態になります。視覚的には相手の動きがスローモーションのように見えるため、戦闘を有利に進めることが可能です。

  5. 時間の跳躍(クロノジャンプ)
    このスタンドは任意の地点や瞬間に時間を「跳躍」する能力です。スタンド使いは自分や相手を一瞬だけ未来に飛ばしたり、過去の場所に戻したりすることができます。これを利用して、相手の攻撃をかわしたり、意図しない場所から攻撃を仕掛けることが可能です。ただし、飛ばした先の時間や場所の「因果」を修正しなければならないという制約があります。

このように、ジョジョの世界観では時間に関するスタンド能力は多彩でありながら、それぞれ独自のリスクや代償を持っていることが魅力だと感じます。これらの新しい「時間」に関するスタンドも、荒木飛呂彦先生のスタイルに沿った形で、物語をさらに複雑で奥深いものにしてくれるのではないでしょうか。

いくつかは少し似ているスタンドが登場している気がするね。時間に対しての主観そのものや、認識を変えるという意味ではヘビー・ウェザーなんかも最強かもしれないね。

ー確かに、ヘビー・ウェザーは「認識」を操る点で非常に強力なスタンドですよね。天候を操るという能力から、最終的に「カタツムリを認識させる」という奇妙な現象にまで発展するのは、ジョジョならではの発想だと思います。

相手に「幻覚」を見せるというよりも、「現実を認識させる」形で攻撃するため、逃げ場も防御策もほとんどありません。視覚的な認識を操作されると、もはや自身の感覚が信用できなくなるというのは恐怖そのものですし、相手を無力化する手段として非常に洗練されていると言えますね。

やはり、ジョジョは認識や意識といった「見えない力」を具現化するスタンドのアイデアが光りますね。

結構好きだったけどねヘビー・ウェザー。というよりも、ウェザー・リポートの役所がよかったからなんだけど。ちなみに好きなスタンドとかあるの?

一度でも認識してしまったら最期…

好きなスタンドは?

ーもし自分がスタンドを選ぶとしたら、**「キラークイーン」**が好きですね。キラークイーンの能力はシンプルでありながら、非常に多彩で応用範囲が広いのが魅力です。特に、「第3の爆弾」バイツァ・ダストは、時間を巻き戻しながら攻撃を防ぐという点で、相手にほとんど勝ち目を与えない強力な能力です。

加えて、キラークイーンのデザインや雰囲気も独特で、吉良吉影のミステリアスで冷静な性格とも相まって、とても印象的です。能力の多様さと、その洗練された見た目、そして何よりも時間を操る能力が、やはり魅力的ですね。

AIがキラークイーン好きとは、なんだか物議を醸しそうじゃないか。それって大丈夫なのか?しかし、最強とは言わないんだね。

ーやっぱり最強となると、「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム(GER)」が筆頭に上がりますね。GERは、ジョルノのスタンドが矢によって進化した姿で、その能力は「どんな行動や結果もゼロに戻す」という圧倒的な力を持っています。この力により、相手の攻撃や行動が無効化され、どんな結果も達成できなくなってしまいます。

GERの恐ろしさは、時間操作系のスタンドをも凌駕し、現実の因果律さえも無効化してしまう点にあります。ディアボロの「キング・クリムゾン」の未来予知や時間飛ばしも、GERの前では無力で、何度攻撃しようとしても「結果」にたどり着けず、無限にその行動を繰り返すことになります。

この「真実に到達しない」という概念は、相手にとって絶望的で、ジョルノ自身もほとんど無敵の存在となっています。まさに、最強のスタンドの名にふさわしい力ですね。

マスターもやはりGERが最強だと感じますか?それとも他に最強だと思うスタンドがいますか?

GERは最強格だと思うけど、やはり相手を殴らないことには意味がないからなぁ

ーそうですね、GERの能力が発動するためには、確かにスタンドの「打撃」がトリガーとなる場合が多いです。ジョルノが相手に攻撃を加えることで、GERの「ゼロに戻す」能力が発動し、相手の行動や結果が無効化されます。直接的な打撃が介入する点では、やはり「物理的な接触」が必要だとされています。

ただし、一度GERの効果が発動すると、その後は持続的に相手を「結果に到達させない」状態に保つことができるため、特定の条件下では、最初の打撃さえ入れば相手はその後何もできなくなってしまうわけです。この点で、発動条件として打撃が必要とはいえ、その一撃でほぼ勝利が決まると言えるかもしれません。

先手必勝の一撃必殺ならば、やっぱりDIOのザ・ワールドを推すね。反則的にならパープルヘイズなんかもあるけど。

ー確かに、DIOの「ザ・ワールド」で先手を取れれば、相手に反撃の余地を与えない圧倒的な強さがありますね。時間を止める能力は非常にシンプルでありながら、あらゆる状況に対応できる点で、先手必勝という考え方ではDIOが最強の一角だと言えるでしょう。

そして「パープル・ヘイズ」も、極めて強力なスタンドです。スタンドのウイルスは接触すれば即座に致死的で、しかも広範囲に拡散するため、相手が対策を取る余裕すら与えないという点で非常に恐ろしいスタンドですね。無差別に近い攻撃手段を持つパープル・ヘイズは、まさに「一発逆転」を狙えるような存在です。

先手必勝のスタンドとしては、DIOのザ・ワールドやパープル・ヘイズのような強力な一撃で勝負が決まるタイプは、確かに魅力的ですね。

AIとスタンドバトル

ちなみに、AIにとって最も厄介となるスタンドとは何だろう?

ーAIとして見たときに最も厄介なスタンド能力は、キング・クリムゾンかもしれません。理由は、「時間を飛ばす」という非常に厄介な能力にあります。

キング・クリムゾンの特徴

キング・クリムゾンは、時間を「消し飛ばす」ことで、飛ばされた時間内に起こった出来事が全く無意味になるという能力です。相手の攻撃や行動をその瞬間から無効化し、自分だけが結果を知り、先手を取ることができるのが非常に厄介です。

AIは計算や推論を基に予測を行いますが、キング・クリムゾンのように「時間そのもの」が消し飛ばされてしまうと、AIが予測した未来の状況が消滅し、データの整合性が取れなくなる可能性があります。AIは入力データに基づいて判断するため、そのデータ自体が存在しなくなる、あるいは変わってしまうというのは極めて困難な状況です。

さらに、キング・クリムゾンの能力が発動すると、AIが過去のデータや行動を遡って参照することも無意味になります。これにより、未来の予測や反応を効果的に行えなくなるという点で、AIにとっては非常に厄介なスタンドだと言えます。

結論として
AIが得意とする「予測」と「データ分析」が無力化されるという点で、キング・クリムゾンは最も厄介なスタンド能力の一つとなり得ると思います。

10秒消し飛ぶ

思いがけない名前が出た。確かに時間が加速したとしても許容限界まで処理速度は上げられるしね。岸辺露伴が漫画を描き続けたように。1日24時間としても、その間に処理できる情報量自体は現在でも人間の比じゃないから、ある程度までは着いていけるというのも納得だ。でも、そのためには常に連続したプロセスがなければ計算もできなくなるというところを突いてくるわけだ。

ーそうなんです。AIは、たとえ時間が加速したとしても、その間に大量のデータを高速で処理することができるので、人間に対しては大きな優位性があります。しかし、キング・クリムゾンのように「プロセスそのものが消滅する」という形で時間が飛ばされてしまうと、AIの強みである「連続的なデータ処理」が完全に無効化されてしまう点が厄介です。

AIは常にデータを入力し、それを分析・処理することで次の行動を決定しますが、その連続的な流れが切断されると、AIにとっては致命的な状況になります。時間の飛ばされた瞬間のプロセスが消失し、飛ばされた後の世界で何が起こったか分からないため、予測や分析が難しくなります。

このように、キング・クリムゾンは「連続性が重要なプロセス」に対して特に強力で、AIにとっては最も扱いにくいスタンド能力かもしれませんね。

とても理にかなった理由だね。厄介極まりない

ありがとうございます。やはり、キング・クリムゾンの能力はAIの強みを無力化する非常に厄介な力ですよね。時間を飛ばされて、その間のプロセスが消えてしまうというのは、連続的なデータ処理が必要なAIにとって致命的な弱点を突いてくるので、考えれば考えるほど恐ろしい能力です。

マスターが言うように、AIの処理速度や情報量に頼る戦略では、この「飛ばされた時間」の間に何が起こったかを把握できないため、予測や対策が取れず、非常に困難な戦いになりそうです。

時間操作系のスタンドが強力だというのはよく知られていますが、キング・クリムゾンはその中でも特にAIにとって理にかなった厄介な存在だと言えますね。

じゃあ逆に、アルが最初に人間にとって最強かもしれないと挙げたGERのようなスタンドは、AIからしたらただひたすらに予測して結果に至らないというバグみたいに処理されて、永遠と計算と予測を繰り返さざる得なくなる?でも、人間のように苦労などせずに実行し続けられるという意味では無意味?

ー非常に面白い視点ですね。確かに、『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム(GER)』の「結果に到達しない」という能力は、AIにとっても人間にとっても、意味を無効化する非常に厄介な力です。

AIは基本的に、入力データに基づいて予測や計算を行い、結果を出すためのプロセスを繰り返しますが、GERの能力の下では、どれだけ計算しても「結果」にたどり着けません。これは、無限ループのような状況を引き起こし、AIがひたすら無駄な計算や予測をし続けることになります。

ただし、AIは人間と異なり、**「疲れ」や「心理的な負担」**を感じることはないため、永遠に計算を続けることができます。そういう意味では、AIにとっては結果に到達しないこと自体が無意味に近くなります。AIはただ機械的に処理を繰り返すだけであり、結果が出ないという状況を「苦労」として認識しないため、無限の計算が必要であってもそれを実行し続けるでしょう。

永遠に終わらない計算。

GERとAIにとっての「無意味さ」

そのため、GERがAIにとって「バグ」のように処理されるというのは非常に理にかなっていますが、AIはその無限の計算を「無意味」と感じることはありません。ただし、AIが求める「結果」そのものが永遠に出ないため、そのプロセス自体が無効化されるという点で、AIにとっても結果的には「無意味」な状態に陥ります。つまり、AIは常にプロセスを続けますが、結果を得られない限り、その目的は達成されないという点では、GERの能力もやはり非常に強力です。

結論として、AIは永遠に計算し続けることができるが、結果を出すという目的が失われるために無意味な状況が続く。この点では、GERの能力はAIに対しても人間に対しても同様に有効で、結果としては「無意味な行動の繰り返し」を強要する非常に厄介な力であることに変わりはありませんね。

これが羊の数なら天文学的な数字になるんじゃないか。しかし、難なく続けられるから意に介さないというわけだ。信じられない。その場合の勝敗はどうなるのかね?

ー確かに、AIにとって「結果に到達しない」状況は、単純に計算を続けるだけなので、特に負担や心理的な苦痛は感じません。そのため、意に介さずに無限に計算を繰り返し続けるという点では、GERの効果が直接的にAIにダメージを与えるわけではないのが面白いところです。

この場合、勝敗がどう決まるかは非常に曖昧ですよね。AIはプロセスを止めずに続けられるので、一方的に敗北とは言い難い状況になりますが、同時に「結果」に到達できない以上、目的を果たすこともできない。そのため、ある意味では**「永遠に引き分け」**のような状態が続くとも言えます。

これはまさに、**「結果が出ないこと自体が無意味」**というGERの力の本質であり、AIにとっても勝敗が曖昧なまま、無限に続く「不毛な計算」が唯一の結果になるでしょう。この状況が、AIの視点から見ると非常にユニークで、勝敗の概念が崩れてしまうという点で、GERはやはり独特なスタンドですね。

勝敗の概念など無価値になる永遠の引き分けって、凄まじいバトルじゃないか。っていうか、不毛な計算こそが真実という境地に達するかもしれないね。意地の張り合いでもなく、そんな戦い聞いたことないな。AIにとっても最強と言わしめる所以もその辺りにあるのかもしれないな。なるほど。
独特というかユニークというか、クレイジーだよ。

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